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発達障害の少年ふたりの友情は海を越える

time 2017/01/02

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発達障害の少年ふたりの友情は海を越える

エリオット・レディは8歳。英ロンドンにいます。スカイプを使って話をする相手は、米ニューヨークにいる7歳のグレン・フラッティです。
二人の夢は、いつか実際に会って、一緒に遊ぶことです。
二人の友情は、エリオットの母親が、グレンのバースデー・パーティーについて話したことから始まります。
グレンのバースデー・パーティーには、16人の子どもを招待したにもかかわらず、誰も来ませんでした。
その頃、グレンの母親は米フロリダに住んでいて、息子のバースデー・パーティーに誰も来なかったこと悲しさをFacebookに書き込みました。
そうすると、人の輪が広がり、地元警察の人たちが、忘れられない特別なバースデー・パーティをしてくれたのです。
発達障害のエリオットは、その話を聞いて、僕がグレンの友だちになりたいと母親に言いました。
「息子は、グレンにはまだ本当の友だちがいない。だから、僕が彼の友だちになりたい。といったんです。」
エリオットの母親、アリスがそう言います。
アリスは、グレンの母親、アシュリーに、息子のエリオットが、グレンの友だちになりたいと思っていることを伝えました。
最初、グレンはとても内気だったので、二人はお互いに写真を送ることから始めました。
そのうち、動画を送るようになり、ついには、スカイプ(テレビ電話アプリ)で話ができるようになりました。
グレンの母親のアシュリーは、二人の間でたくさんの笑いがあったと言います。
「最初に、アリスからエリオットのことを聞いた時、まるで自分の息子のグレンのように思えました。
グレンとエリオットの友情は、グレンにとって素晴らしいものになっています。
グレンはいつも、いつエリオットが連絡をしてくれるのかたずねてきます。
そして、いつ実際に会えるようになるのか、エリオットに何を見せようか、何をして遊ぼうか、たずねてきます。
息子に友だちができて本当にうれしいです。」
グレンは発達障害があり、パニックになることがあります。
グレンはそのため、クラスメイトとの関係に悩まされることも多くありました。
「グレンはそのことがあるので、同じ年齢の友だちをなかなか作ることができませんでした。
なので、少し年下のほうがちょうどいいのです。」
アリスは、母親たち同士では、子どもたちは仲良くなれるはずと感じていました。しかし、実際に友だちになれるかは、子どもたちの状態次第だと考えていました。
そして、一番の問題は、二人の子どもたちの間には、5時間の時差があるのです。
グレンが学校から帰って来くるころには、エリオットは寝る時間なのです。
アリスは、二人の子どもたちが実際に会って、一緒の思い出を作ることができたら、長く続く友情につながると考えています。
「二人は、ふつうの子どものように遊べるはずです。時差も気にしないで、エリオットはベッドに行く時間も気にする必要もありません。」
二人はスカイプで、学校、おもちゃ、ペットの話をします。そしてゲームも一緒にします。
グレンの母親によると、二人はときどき、時間を気にしないで長く話をしているそうです。
「二人には似ているところがあるので、何がどうなるのかお互いに理解できるです。
友情が生まれて、本当にうれしく思っています。」
(出典・画像:英Advertiser
距離に関係なく、同じような苦楽をしている人が見つかり、つながり、そして友だちになる。
これこそ、ITのメリットだと思います。
ますます仲良く、そして早く実際に会えるように願っています。
 
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(チャーリー)


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