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発達障害の子と家族に優しいホテルが出来た

time 2017/05/19

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発達障害の子と家族に優しいホテルが出来た

子どもと一緒の旅行はたいへん。
それはよく言われることです。
しかし、発達障害の子どものように特別支援を必要とする子どもの家族は、さらにたいへんになります。
カナダのニューファンドランドに、その負担を減らそうとするホテルができました。
ポート・バスク・ホテルは安全に考慮し、特別な設備により、自閉症スペクトラムの保護者と子どもの旅行がしやすくなるようにした、カナダでは初めての特別な宿泊施設です。
「オーティズム・オンタリオの子どもたちは、変化に対応したり、移動することが簡単ではありません。
休暇を楽しむことはとても難しいことです。」
そう、発達障害の子の家族を支援する団体のマーニー・ポッターは言います。
「交通手段はどのようなものかを説明し、どういうホテルなのかを写真で見せたりするような、事前の準備が重要です。」
このホテルのオーナーのキャシー・ロモンドは、こうできるまでに2年かかったといます。
「私が発達障害の子の支援団体に委員として働いていたときに、自閉症スペクトラムの子どもと一緒に旅行するのがどんなに難しいことかを聞きました。
それが始まりでした。」
ロモンドは対応することにしました。
壁に絵を貼り付ける。ドアに追加のセキュリティ・ロックを付ける。
引き出しに安全器具を付ける。
親が子どもの落ち着きをなくすようなものを隠せるようにする。
そのようにホテルの部屋を変更しました。
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話すことができない子どもとも、コミュニケーションがとれるように、メニューには料理の写真をつけました。
そして、子どもたちが落ち着けて、安心ができ、余ったエネルギーを発散させることができる「感覚にやさしい部屋」も作りました。
その部屋は、床はマットになっていて、淡い色の照明、鳥の巣のようなかたちのブランコ、登れる壁、えんどう豆のさやのような感覚遊びができるボードなどが置いてあります。
「地元の親たちも、子どもをこの部屋に連れて来て利用しています。
本当にみんな大好きになっています。」
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(出典・画像:カナダGlobal News
うちの子どもはふだんはおとなしいことが多いのですが、ときどき声を上げたり、ジャンプしたり、走り出したりします。
電車や飛行機での旅行は厳しいです。
車は好きなので、車で行けるようなところにこういうのが出来たら行ってみたいです。
こんないつもとは全く違う感じの部屋だったら、発達障害にかかわらず子どもだったら、いえ、子どもでなくても、楽しいですよね。
 
発達障害の人たちが働いてサービスを提供するホテルもあります。
発達障害の人たちが自信をつけ働けるホテル

(チャーリー)


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