福祉作業所とは、一般の職場での就労が難しい知的、精神、身体の障害を持つ方々が、通い、生活指導を受けながらいろいろな作業を行っているところです。
作業を通じて、生活の充実と社会的な自立を目指していきます。
(写真は 王子福祉作業所(一番最初にアイデアを聞いて頂き、方向が間違っていないことを確認できました。どうもありがとうございます。))
実際に複数の福祉作業所にお伺いしお話を伺うと、障害を持つ方の親たちにより当初設立されたものが多くありました。
これまでにお伺いした福祉作業所では、利用されている障害を持つ方々(利用者)を尊重し、得意、苦手、好き、嫌いなどを把握し考え、作業内容を設定されていました。また、時々には旅行などの行事も行われています。
施設内も照明や窓による物理的なものだけでなく、雰囲気や作業風景も本当に明るく、笑顔で、もちろんそれはふざけているのではなく、熱心に作業をされています。
おじゃまして挨拶をすると、多くの方が挨拶をしてくださり、度々うれしくなりました。
「ブラック企業」とは対極の多様性を認め、働く人が尊重されている場所でした。
障害を持つ子の親としては、学校を卒業したあとでも、行ける、集える「場所がある」こと、そしてそこが、このように人を尊重する場所であることに、とてもうれしく、ありがたく、深く感謝の念をいだきました。
一方で、これを実現、維持するために職員、関係者のみなさまには、多大なご苦労もあるだろうと思った次第です。
運営されている職員の皆様とお話をすると、うわべだけではない、真剣、本気の気持ちが伝わってきて、こういう方だからこそやってこれているのだと、深い感謝と尊敬の念をますます強く持ちました。