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クレーンの会社のみんなが愛した、クレーン大好きな発達障害青年

time 2017/11/16

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クレーンの会社のみんなが愛した、クレーン大好きな発達障害青年

ベン・ロートンは10月に亡くなるまで、20年の間、朝と夕方に通り過ぎるABA社のクレーンの運転手たちに挨拶をしていました。
発達障害とてんかんがあった35歳のベンの死因は窒息でしたが原因はまだ分かっていません。
ベンの棺は、父親からの話を受けてABA社の車で運ばれました。3台の大型クレーンも並んで走りました。
数十名が、クレーンが大好きだったベンの葬儀に出席しました。
ABA社のメンバーも棺を火葬場へ運びました。
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65歳のベンの父親、スティーブがこう語ります。
「息子が小さかったときは、寝室からクレーンをよく見ていました。
たくさんのクレーンが集まっているのを見ていたんです。
10代になると、ベンは朝の5時、6時には起きてABA社のそばに行って、ずっとそこにいました。
ベンはABA社のクレーンについてたくさんのことを知っていました。
ベンに知り合いができると、ますます好きになりました。
ベンは発達障害でした。きっと頭の中はクレーンでいっぱいだったんだと思います。
息子は素敵な若者でした。とても幸せそうでした。
社会的には困難を感じることがたくさんありましたが、誰かと知り合いになるととても深い友情を感じていました。
ABA社によく行っていることは知っていましたが、これほどまでに仲良くして頂いていたことは知りませんでした。
私は本当に感動しました。信じられません。」
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ABA社の管理職のアン・バゴットはこう言います。
「仲間たちはベンが亡くなったことを聞いて、泣いていました。
ベンはいつもそこにいました。
ベンは全部のクレーンを知っていて、運転手のこともみんな知っていました。
それぞれのクレーン車のエンジン音の違いもわかっていました。
ベンは、自分の自転車を私たちのクレーンと同じ緑色に塗っていました。
ベンはクレーンが大好きでした。
クレーンの運転手はみんな、ベンのことが大好きでした。
いつもそこにいてくれました。
みんな、いつもベンと話をして、アイスクリームをあげたりもしました。
安全面の問題から、会社の中にいれてあげることはできませんでした。
今は本当に後悔しています。
ベンはすばらしい若者でした。」
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クレーンの運転手のシモン・ワードはこう言います。
「ベンは毎日、会社の門のそばに立っていました。
毎日、クレーンが戻ってくるまで、いつもそこにいました。
しかし突然、ベンはもうそこにいなくなりました。
不思議な感じがします。
本当に悲しいです。
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本当にベンはクレーンが大好きで、よく知っていました。
だからこそ、私たちもみんな、ベンに敬意を表して何かをしたいと思ったのです。
私は、ベンと一緒に立っていたことがあります。
ベンがクレーンが来ると言いました。
「ビッグ・ジムが来るよ!」
ベンは全てのクレーン車のエンジン音と運転手の名前を知っていたのです。」
ABA社はベンの銘板を作りました。
ベンが立って手を振っていた門のところに、今はとりつけられ飾られています。
(出典・画像:英METRO
涙が出ました。
こんなにもみんなに愛されていたんですね。
雲の上から、もっともっとたくさんのクレーンが見えていたらいいなと思います。
17年間、発達障害の息子と父は駅に通う。

(チャーリー)


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