発達障害のニュースと障害者のハンドメイド

ディアスポラ

time 2018/06/13

ディアスポラ

ディアスポラは、天佑株式会社が行う福岡県筑後市にある就労継続支援A型事業所です。

ディアスポラ:元の国家や民族の居住地を離れて暮らす国民や民族の集団ないしコミュニティ、またはそのように離散すること自体を指す。(Wikipedia)

パンフにはこの名前に込めた願いが書かれていました。

「成長した環境がそれぞれ違う人々が集まり、仲間と共に世の中の変化に適応し変化していく事を目指しています。」

身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、てんかん、のある方たち11名が現在ご利用、活躍されています。ご利用者からスタッフになった障害のある方もいらっしゃるそうです。

初めて見たときに私は衝撃を受けました。こんなにかっこいいバッグを作られています。

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そのうえ、なんと、これは廃車となった車のシートベルトから作られています。

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どのようにして、こんなに素晴らしいシートベルトのバッグが生まれたのか、ディアスポラを運営する天佑株式会社 新城孝明CEOにお聞きしました。

「事業所を立ち上げると頂ける仕事は過剰に安く、とても社会性を見いだせるような作業でもありませんでした。

一方で、知人から紹介されたデザイナーの綱田誠氏が製作をしているシートベルトバッグのかっこよさとコンセプトのすばらしさに共感をし感銘を受けました。

ミシンを使ったこともない、十分な機材も購入できる状況でもありませんでしたが、廃材からサンダルやブレスレットの製作を始め、徐々に経験を積んでいきました。畳のヘリの端材やコーヒー豆の麻袋をバッグにもしたり。

最終的にシートベルトでバッグが作れるようになれば、社会性も話題性もある活動ができると確信していました。

ですが、ご利用者があってのことなので頓挫しかけたこともあります。経験不足から障害に対する配慮のかけたやりとりも当時あったのだろうと思います。

しかし、当初から仕事に意欲があり、信じてついてきて頂いたメンバーはどんどんスキルがアップして、シートベルトでバッグを作れるめどがたちました。

そして福岡県産業デザイン協議会、福岡県の重鎮デザイナーの方々が集まる会合に参加したことで、大きな転機を迎えました。

福祉ありきではなく、デザインありきで判断いただいたところ、ロゴマークが無いこと、縫製の中途半端さなど、色々な課題が具体的になったのです。

福岡県知事認定のデザインアワードに応募するまでに商品のブラッシュアップが必要でしたので、そこで思い切って工業用ミシンも購入し、今のような製作ができるようになりました。」

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絶望的になることを何度も乗越えて、ここまで来られたのだろうと察します。尊敬いたします。

そして、福岡県知事より2016年福岡デザインアワード受賞!です。

受賞後はメディアで採り上げられることや、百貨店等でも取扱いがされるようになり、テレビで見たことがきっかけで働くことになったご利用者もいらっしゃるそうです。

ディアスポラ hyosho

ディアスポラのアップサイクルの対象はシートベルトにとどまりません。

筑後〜九州地域で出たデニムのデッドストック生地、そして筑後市ホークスファームの横断幕を再利用したバッグなどもあります。

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ディアスポラ oudan

そして、ディアスポラの製品につく目を引くロゴにも深い思いが込められています。

「同じものは作らない、変化を拒んで同じところにもいない。

ノットイコールの記号を製品ロゴにしています。

ディアスポラの製品は廃材をリユースし新たな価値を持たせたもの。
素材は同じであるにもかかわらず、手を加えて価値を生み出したものです。

価値を生み出したことでそれまでの価値とはイコールではない、ということをノットイコールのマークに示しています。

ディアスポラの製品は、作る人によっての違いもあります。
つまり、同じものはありません。世界に一つだけの製品です。

同じものはない。イコールなものは存在しません。そういう意味も込めています。

作っている障害のある方も、みんなそれぞれ違う、ノットイコールです。

個性ある豊かな方たちが作っています。」

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ディアスポラ

https://www.facebook.com/DiasporaChikugo/

〒833-0016 福岡県筑後市大字常用824−3−A棟

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