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父親の手作り機関車トーマスが自閉症の息子や仲間の生活を応援

time 2020/12/19

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

父親の手作り機関車トーマスが自閉症の息子や仲間の生活を応援

簡単なことが、人生の大きな喜びをもたらしてくれることがあります。

スコット・ウォレスは今それを体験しています。
スコットは機関車トーマスをちょっと見るだけでうれしくなります。

46歳のスコット、38歳のカール・デニー、35歳のディラン・デンリーは、自閉症ケアプログラムの一環としてこれまで12年間一緒に暮らしてきました。

約1年前にここに引っ越してくると、古い郵便受けが駐車スペースをふさいでいました。

カールの父親であるジョン・デニーは、息子の仲間たちのために何かできる機会だと考えました。

それから、ジョンは自宅で半年をかけて、機関車トーマスの30キログラムもあるスチール製のレプリカの郵便受けを手作りしました。
それは細部にまでこだわっています。
最初の塗装は気に食わず、剥がしてまた塗り直しました。

「完璧な機関車トーマスにしたかったんです。
人に役に立つ、何か良いことをしたかったんです」

スコットは3歳の頃から機関車トーマスが大好きでした。
母親によれば、これまでに120以上のDVDとこれまでに出版された機関車トーマスの本のほぼすべてを持っているといいます。

言葉を話すことができないスコットは、この機関車トーマスの郵便受けが本当に大好きです。
スコットの母親はこう言います。

「すばらしいです。
スコットは精神的にはかなり幼く、機関車トーマスが大好きなんです。
あの郵便受けは本当にお気に入りです」

郵便受けを作ったカールの父親ジョンの妻であるミリアムによれば、10年以上もの間一緒に暮らしているカールと仲間たちは本当にお互い仲良くしているといいます。

そして、郵便受けを作っていた夫のジョンについてこう言います。

「とにかく可能な限り本物に近づけたレターボックスを作ろうと一生懸命でした。
機関車トーマスについてたくさんの資料を見て、とにかくこだわっていました。

駐車スペースを邪魔していた郵便受けの移動を頼まれたとき、夫はそれ以上のことをしようとしていることがすぐにわかりました」

自閉症は発達障害です。
世界の捉え方、考え方や行動、コミュニケーションや他者との関わり方に影響を与えます。
自閉症は、ニュージーランド全国では約93000人の人がかかえています。

(出典・画像:ニュージーランドstuff

すごくこだわってますね。

そしてこんなに喜ばれているのなら、本当に作ったかいもあって作った人のほうがうれしくなっていそうです。

こんなふうに喜ばれること、そしてそれをした人、本当に素敵です。

発達障害の少年は機関車トーマスのおかげで殻を破り変わった

(チャーリー)


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