- 自閉症の子どもは他人と友だちになることができるのか?
- 自閉症の子どもとどのように効果的に関わることができるのか?
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スーパーで配達の仕事をする男性と幼い子どもの間に、思いがけない友情が芽生えました。
自閉症についての重要なことを教えてくれる、素晴らしい出来事となっています。
5歳のハリソンにとって、買い物の配達は毎週のすごく楽しみなイベントです。
家に定期的に配達している59歳のマイケルと、ハリソンは友だちです。
二人はいつも楽しくおしゃべりをし、ハリソンも配達ドライバーであることの素晴らしさを知りました。
ハリソンは自閉症をかかえています。
母親のゾーイは、この友情が貴重なメッセージを広める一助になることを願っています。
「マイケルに配達をしてもらっています。
ハリソンは配達ドライバーが大好きで、とくに子どもたちと関わってくれるドライバーが大好きなんです」
配達のときは、ハリソンにとって一週間のうちで間違いなく一番好きな時間です。
配達の車を見れば、いつも幸せになります。
最初に、マイケルはハリソンが自閉症で、そして自分が乗っている配達の車と同じミニカーを持っていることを知りました。
そして、次の週にもやってきたマイケルはハリソンにこう言いました。
「君の小さな車はどこにあるの?」
そこでハリソンはミニカーを出してきて見せてくれました。
それが友情のきっかけでした。
「それから、すごく喜んで、二人でただおしゃべりしているんです」
ハリソンは配達の手伝いまでするようになりました。
母親のゾーイはこう言います。
「ハリソンはいつも配達を手伝おうとするようになりました。
本当は、手伝うというより、ちょっと邪魔なんです。
それでも、ハリソンがカゴを積み上げようとしていたら、マイケルがやってきて、指を怪我しないように、こうやるんだよと言って教えてくれるんです。
ハリソンの顔を見ればわかるように、本当に喜んでいます。
とても素敵なことです。
年齢なんて関係なしに、誰とでも友情が築けることもわかって嬉しいです。
世界が変化し、特別な支援を必要とする人たちがより受け入れるようになっていくのを見るのは本当に嬉しいし、胸がいっぱいになります。
この二人の友情が、人々により多くの気付きと理解を与えてくれることを願っています。
とくに高齢者や独居老人にとっては、ちょっとしたおしゃべりが大きな助けになるんです」
スーパーで働き、配達してくれるマイケルはこう言います。
「ハリソンは、どんなに天気が悪くても、何をしていても、いつも笑顔を絶やさない素晴らしい子です。
いつもニコニコしています。
私が彼の家をノックすると、彼はいつも大きな猫のような笑みを浮かべてドアまでやってきます。
買い物を届けるときは、彼に会うのが本当に楽しみです」
夏休みの間、マイケルと彼の同僚たちは、ハリソンのために特別VIP見学ツアーを行う予定です。
「彼にはとんでもないショーを見せるつもりです。きっと気に入るはず。
僕は自分の仕事をするだけ、それを楽しんでいるんです。
配達中はいつも楽しくして、どのお客さんとも、笑ったりクスクス笑ったりしています。
それが、エンターテイメントが好きな僕のスタイルなんです」
(出典・画像:英KentLIve)
素晴らしい。素敵です。
私もこんなおじさんのようにありたいです。
クレーンの会社のみんなが愛した、クレーン大好きな発達障害青年
(チャーリー)