この記事が含む Q&A
- 自閉症バービーはどんな特徴を持っていますか?
- ひじ・手首が動く関節で手の動きを再現しやすく、視線は横を向くデザインで、フィジェットトイやヘッドフォン、タブレットなどの日常寄りの付属品がついています。
- 開発にはどんな協力があったのですか?
- 自閉症の当事者が運営する団体と18か月以上協力し、彼らの経験や視点を尊重して制作されました。
- 日本での販売情報はありますか?
- 米国公式ショップなどで購入可能な場合がある一方、日本での販売案内は出ていません。
アメリカの玩具メーカーであるマテルは、2026年1月、はじめて自閉症を象徴するバービー人形を発表しました。
この新しいバービーは、子どもたちが遊びを通して多様な個性に触れ、自分自身やまわりの人を肯定できるようにすることを目的として開発されたものです。
この自閉症バービーは、マテルが展開する「バービー・ファッショニスタ」シリーズの一つとして登場しました。
このシリーズは、肌の色、体型、髪型、さまざまな特性や状態を反映したバービーを展開し、より多くの子どもたちが自分自身を遊びの中で見つけられるようにすることを目指しています。
今回の自閉症バービーも、その取り組みの延長線上に位置づけられています。

この人形の開発にあたって、マテルは自閉症当事者が運営する団体であるオーティスティック・セルフ・アドボカシー・ネットワークと、18か月以上にわたって協力しました。
デザインや表現について助言を受けながら、自閉症のある人たちの経験や視点が尊重される形で制作が進められました。
自閉症バービーには、日常生活の中で見られる特徴を反映した、いくつかの工夫が取り入れられています。
ひじや手首が動く関節を備えた体は、手や腕を動かすしぐさを再現しやすい構造になっています。
こうした動きは、自分の気持ちや感覚を落ち着かせるために自然に行われるものであり、その行動が遊びの中で肯定的に表現されています。

顔のデザインにも特徴があります。視線は正面をまっすぐ見つめるのではなく、少し横を向いた形になっています。
これは、人との関わり方や視線の向け方が人によって異なることを自然に示すための工夫です。
付属品にも、自閉症のある人の日常に寄り添う意図が込められています。
指で回して遊ぶフィジェットトイ、音を和らげるためのヘッドフォン、シンボルを使って気持ちや考えを伝えるためのタブレットがセットになっています。
これらは、感覚の受け取り方やコミュニケーションの方法が一人ひとり異なることを、遊びを通して伝える役割を持っています。
服装は、肌への刺激が少なく、ゆったりとした形のワンピースが選ばれています。
着心地のよさや安心感を大切にする視点が、人形のデザインにも反映されています。
マテルはこの自閉症バービーについて、バービーという存在が子どもたちの想像する世界を映し出すものであり続けたいと述べています。
より多くの子どもたちが、自分自身をバービーの中に見つけられるようにすることが、今回の取り組みの大きな目的です。

この新しいバービーは、遊びの中で自然に多様性に触れる機会を生み出します。
違いを特別なものとして強調するのではなく、さまざまなあり方の一つとして受け止める。その姿勢を、言葉ではなく遊びを通して伝える点に、この自閉症バービーの特徴があります。
おもちゃは、子どもたちにとって世界を理解するための身近な入り口です。
この自閉症バービーは、遊びという日常的な体験を通して、多様な感じ方や関わり方があることを静かに伝える存在として作られました。
マテルは、この人形が子どもたちの想像の世界を広げ、より包摂的な社会につながる一助になることを目指しています。
(出典:マテル社プレスリリース)(画像:マテル社YouTube)
いいですね。
こうした、おもちゃがますます増えてほしいですね。
なお、米国のマテル公式ショップなどで購入できるようですが、日本での販売については案内されていません。
(チャーリー)



























