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交互の腕に感覚を与え発達障害の子も落ち着く腕時計型装置バジー

time 2016/12/04

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交互の腕に感覚を与え発達障害の子も落ち着く腕時計型装置バジー

教室で起こるトラブルや朝起きて学校に行くのに、17歳のヤコブ・ホルマは問題をかかえています。
本当に毎日の生活に苦労をしています。
ヤコブは発達障害です。
教室の中でも外でも、集中することができません。
これまでにもさまざまな療育や治療を行ってきました。
「毎日、頭の中に物語が作られます。それは文芸的なものなんです。」
ヤコブがそう言います。
神経心理学者の医師、エミー・セリン博士のBuzzies「バジー」と呼ぶ新しい療法がそれを変えました。
IT企業を経営するビッキー・マヨと、バジーを開発するためにタッチポイントソリューションズという会社を立ち上げました。
バジーは二つの場所に交互に触ったような刺激を与える、BLASTという療育技術を身につけられるようにしたものです。
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バジーは、左右両方の手首に腕時計のように着けます。
左右のポケットでもかまいません。
スマホのアプリから操作を行います。
人間の脳神経がもつ闘争に対するメカニズムを利用して、ストレスに対する体の反応を無効にする触感を与えます。
「発達障害の方に限ったものではなく、交渉などもうまくできるようになります。株の取引も上手になるはずです。朝、バジーをつければ仕事もやりやすくなるでしょう。
子どもたちが身に着ければ落ち着くことができるようになります。」
セリン博士はそう言います。
ヤコブの母、シェリーは毎日ヤコブに着けて学校へ送ります。
全く、これまでと違うようになったと言います。
ヤコブの学校の先生からも、集中できるようになって教室から出て行ったり、興奮することが止んだと聞いています。
家にいる時も、バジーを身につけると数分で態度が変わるとシェリーは語ります。
「穏やかに落ち着けるのは、息子にとって素晴らしいことです。
これを着けていなかったら、ひどく興奮するようなこともあったはずです。
これは本当にたくさんのストレスから息子を守ってくれています」
「もっと多くの人に知ってもらいたいという気持ちになっています。」セリン博士が言います。
セリン博士自身も自宅で子どもたちに身に付けさせています。
「私はみんなが、たくさんのストレスに囲まれて暮らすことがないようにしたいのです。
安価な上に、体に刺したり強い刺激を与えるものでは全くありません。
これはすぐに心を落ち着かせてくれて、毎日の生活をよくしてくれます。」
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タッチポイントソリューションズ社のWebサイト
(出典・画像:米ABC15 Arizona

左右の手首につけるとトントンと軽く叩かれる感じがするのでしょう、それで落ち着けるとうたうデバイスです。
きちんとした科学的な研究に基づいて開発された、役に立つデバイスはどんどん出てきてほしいですね。
発達障害の方に役立つことを目指し、こんな腕時計型デバイスも開発されています。
発達障害の人を助ける会話の空気を読むAI装置

(チャーリー)


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