発達障害のニュースと障害者のハンドメイド

発達障害の早期発見の実現を目指す新技術

time 2017/01/13

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

発達障害の早期発見の実現を目指す新技術

視線を追跡するアイトラッキング技術は現在、バーチャルリアリティ分野で広く利用されようとしています。
それは医療領域にも利用されていて、単純な脳震盪からアルツハイマー病、さらには糖尿病に至るまで、症状の調査に使用されています。
ライトアイ社は、3Dモニターと視線追跡のデバイスをあわせて提供する企業です。
医師や療法士を助ける基本的なシステムを開発しました。
それは、発達障害の子どもに役立ったり、識字障害を確認するために読書テストを可能にするものです。
ライトアイ社の社長のバーバラ・バークレイが語ります。
「数十年のも間、目の動きと脳神経や心理に関わる病気との関係について研究がされてきました。
パーキンソン病との関係や、子どもの発達との研究もされています。」

ライトアイ社は、カリフォルニア大学サンディエゴ校の発達障害センターのカレン・ピース博士と博士の数年の研究結果に基いて、発達障害について研究を行います。
生後12ヶ月から40ヶ月の子どもたちを対象に、2017年に行われる予定です。
カレン博士のこれまでの研究では、自閉症の乳児は人の顔が目に入っても、幾何学的な模様の方に注目します。
一方、自閉症でない赤ちゃんは、人の顔が目に入ると、人の顔を見て、模様を見ることは少ないということです。
このライトアイ社の技術が完成すれば、
これまでの検査方法に替わる、より客観的で、早期発見を可能とする発達障害を測定できる方法になると、この技術について評家研究している専門家はコメントしています。
ライトアイ社によると、この技術のメリットは、コンピュータシステムが目の動きを追跡することにより検査をすることで、これまでの客観的とはいえない、人による検査をなくせるという点です。
そして、ライトアイ社のこのシステムでの診断テストに必要な時間はわずか15秒です。

ライトアイ社はこれまでに400万ドル(約4億円)の資金を調達しています。
(出典・画像:米GeekTime
ライトアイ社のWebページ

自閉症でない子は、視界内に人の顔と幾何学模様が合った場合には、人の顔を見る。
自閉症の子は、幾何学模様を見ることが多い。
という研究結果と、どこを見ているのか目の動きを捉えるシステムで発達障害診断を客観的に、短時間で行うことを目指すシステムを開発中で、今後実際に子どもたちに参加をしてもらって試験をする。
という話です。既に調達している資金額から、そういう技術への期待がよくわかります。
早期発見、診断が単純によいことなのか、私はなんともいえません。
ただ、それを可能にする技術はあったほうがよいのはいうまでもありません。
AIとゲームでそれを実現しようとしているものもあります。
人工知能がゲームで発達障害の早期診断

(チャーリー)

 


たーとるうぃずを「いいね!」をする。フォローする。

その他の最新の記事はこちらから

最近の人気記事

福祉作業所で障害のある方々がひとつひとつ、心をこめて作り上げた良質なハンドメイド・手作りの品物をご紹介します。発達障害の関連ニュースや発達障害の子どもの4コマ漫画も。
気に入ったものはそのままamazonで簡単にご購入頂けます。

商品を作られた障害のある方がたーとるうぃずやAmazonに商品が掲載されたことで喜ばれている、売れたことを聞いて涙を流されていたと施設の方からご連絡を頂きました。

ご購入された方からは本当に気に入っているとご連絡を頂きました。ニュースや4コマ漫画を見て元気が出たとご連絡を頂きました。たーとるうぃずがますます多くの方に喜ばれるしくみになることを願っています。


NPO法人Next-Creation様からコメント

「たーとるうぃず様で販売して頂いてからは全国各地より注文が入るようになりました。障がい者手帳カバーは販売累計1000個を超える人気商品となりました。製品が売れることでご利用者の工賃 UP にもつながっています。ご利用者のみんなもとても喜んでおります」

テキストのコピーはできません。