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AIとiPadのゲームで発達障害を早期診断

time 2016/09/01

この記事は約 4 分で読めます。

AIとiPadのゲームで発達障害を早期診断

iPadのゲームで発達障害であるかどうかの診断方法が研究者より発表されました。
発達障害の人は力の入れ方や指の動かし方が少し違うようです。
アプリによって早期の診断と対応が可能になるかもしれません。

「発達障害の早期診断において、大きな進歩になるかもしれません。
というのも、子どもがストレスを受けることがなくて、高い費用もかからないためです。」

英ストラックライド大学のジョナサン・デラフィールドバット博士が言います。

「この新しいゲームは、安くて、早くて、面白い、発達障害の診断の方法になるかもしれません。
しかし、まだ検証が必要です。」

研究者たちは、 運動と統合機能に表れる問題で、発達障害の診断ができるようになると考えています。
それにより、なるべく早い段階で必要とされる適切な対応が可能となるはずです。

タブレットを使って、子どもたちはゲームをします。

そのゲームは、動きや動かし方を評価します。
力の強さや力の入れ方が、同年代の通常の子どもの範囲内がどうかを判定します。

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発達障害の子どもは全世界では160人に一人。ヨーロッパや北米では68人に一人です。
英国ではおよそ70万人が発達障害で、年に300億ドル以上の医療コストがかかっています。

ストラックライド大学とスタートアップ企業のハリマタ社が共同してこの研究を行っています。

ハリマタ社は面白いiPadのゲームを使って手の動きを評価し、負担がすくない発達障害の診断を行うことが可能だと考えています。

サイエンティフィック・レポートに掲載されている研究論文にはこうあります。

「私たちは、タブレットでのゲームによって、発達障害者の手の動かし方のパターンを発見できるかどうか試験を行います。

現在できる可能な動きよりも、自発的な動きの方が、診断する際に信頼できるものだと考えています。

ゲームにはゴールがあるので、目的をもって自発的に動かすため、正確に運動機能をはかることができます。」

この研究は始まったばかりです。

この研究チームは、既に販売されている2つのゲームに手を加えて、子どもたちが遊んでいる最中の画面に触れたタッチや、その他の動きについてのデータを取得できるようにしました。

ハリマタ社の研究ディレクターのアンナ・アンズルウィッツはこう言います。

「直感的で、速い反応で面白く、ずっとやりたくなる、診断テストゲームをつくることを最終的な目標としています。

iPadのゲームはそれにぴったりです。すでにタッチセンサーなどがついていて、子どもたちがゲームをしている最中の動きを正確につかむことができます。」

 

この研究では、3歳から6歳までの発達障害の子ども37人と、発達障害でない4歳から7歳までの子ども45人の動きのデータを調べました。

子どもたちは、タッチセンサー付きの画面と動きのセンサーを内蔵したタブレットでゲームを行います。
iPadミニでは、画面上で動かす指の動きのみがデータとして取得されます。

メインのゲームでは食べ物を切ったり、他の子供たちと画面の上で、シェアしたりします。
もう一つのゲームはぬり絵です。

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ゲームが終了し、画面のタッチスクリーンやその他のセンサーから取得した262の項目のデータについて、
2つのグループの子どもたち全員分を人工知能に学習をさせました。

そして、

「子どもたちの動きのデータから、人工知能は93%の精度で発達障害を診断することができました。」

と論文では伝えています。

「分析によると発達障害の子どもの動きのパターンには、

力を強く入れすぎている、指を動かす場合には力を入れる方向が少し違っている、動かし方が速い、大きい、画面の端をよく使う、

ということが見られました。

これらのデータ分析は、発達障害者の運動機能の問題を研究する上で役立つものになります。

そして、面白いゲームを使ったコンピュータによる発達障害の診断の可能性を示すものです。」

(出典・画像:英MailOnline

 

発達障害の「診断」はなかなか難しいだろうと素人でも思います。

難しいからといって、診断者がそれぞれ勝手にすることないように、診断するための判断基準、尺度、ものさしがあるはずです。

このものさしだけあっても、適切な使い方が必要なはずで、そこが難しいところだと思いますが。

早期診断がよいことであるなら、誰が使っても同じで速く正確に測れるものさしとして、客観的なデータや機械にまかせてしまうのは合理的だと思います。

人工知能が今後の人生を左右するような診断を人にする。

ととらえれば、好ましく思わない気持ちがあるのも当然にわかります。

しかし、いうまでもなく診断には誰か使っても正確に測れるものさし(この人工知能)、だけあればよいわけではありません。

ものさしだけでは測れないところもあることを理解した上で、たかが、ものさしです。

とはいっても、サポートを必要とする子どもに適切なサポートが、もれなくされることを可能にするかもしれない、今後とても役に立つものさしになるかもしれません。そう考えると応援せずにはいられません。

 

発達障害についての研究結果の話ではこちらも。

サルにも発達障害はあるのか?

(チャーリー)

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