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発達障害の子がアクアポニックスの庭で療育

time 2017/09/13

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発達障害の子がアクアポニックスの庭で療育

米テキサス州のベントンで、クリストファー・ブラウンが運営するブライトモザイクは発達障害の人のための療育センターです。
そこは建物の中も庭も自然でいっぱいです。
庭にはたくさんの緑の葉と綺麗な花があふれています。
オクラ、トマト、ほうれん草、さつまいもなどがたくさん植えられています。
建物の中では、子どもたちの声が聞こえ、LEDライトの下の水槽ではスパイクと名付けられた魚が泳いでいます。

庭での栽培や、食事の準備などの実践を療法に取り入れています。
庭での栽培は、アクアポニックスによるものです。
アクアポニックスとは、魚の養殖と水耕栽培を組み合わせたもので、水槽の水から魚の排出物を微生物が分解し、植物がそれを栄養として吸収、浄化した水は再び水槽に戻ります。
ブラウンはこう言います。
「食べるものを作るのに、一番面白い方法だと思ったんです。
子どもたちも、とても興味をもってくれています。庭にはたくさんの野菜が出来ています。
ちょっとしたジャングル状態です。
子どもたちは本当に楽しんでいます。」
ブラウンは試行錯誤の結果、このアクアポニックスによる療育センターのアイデアが浮かびました。
たくさんの植物の庭は、子どもたちがたくさんの感覚を得る、ふだんとは違った経験ができる機会になります。
「食べるものがどうやって出来るのか。
これについても、たくさんの人に関心をもってもらいたいと思っています。
どうやって、できるのかはたくさんの人が興味をもつと思います。」

アクアポニックスにより野菜を栽培するこの庭は、グリーンフィニティ・ファームズと呼んでいます。
水を節約し環境に配慮しながら、子どもたちが実際にいろいろ触れることを通じて、ふだん遭遇する感覚に慣れていくことができます。
「子どもたちは、みんな自然とつながる能力があると思います。
それが、療育にも役に立っています。」
療育を行っている、トリスタ・エステルはそう言います。
「庭に出れば、葉っぱで遊んで、いろんなにおいを嗅ぐことができます。
いろんな感覚も感じることができます。」

このブライトモザイクには、現在3歳から11歳までの8人の子どもがいます。
2階建てのビクトリア朝様式の建物です。
ブラウンはテキサス大学で心理学と哲学を学んだ後、別の発達障害者を支援するセンターに勤めていましたが、発達障害の子を助けたいという強い情熱から、自らこのセンター、ブライトモザイクを立ち上げました。
ブライトモザイクは多くの子供たちを受け入れ、そしてオープンです。
安心できる場所だと、親からも聞こえます。
ブラウンは今後、ここが子どもたちでいっぱいになって、新たな施設を作っていくことになると自信をもって活動をしています。
(出典・画像:米North Texas Daily)(画像:米BRIGHT MOSAIC

魚を養殖した水で野菜を育てる。アクアポニックス。
初めて聞きました。面白いですね。
魚も見れて、たくさんの緑にふれて、そして食べられる。
これは、誰にでもよさそうですが、子どもたちの笑顔がすぐに浮かびます。
笑顔が浮かぶところであれば大きく成長できると思います。

緑には力あることは他でも伝えられています。
ガーデニングが発達障害の人にもたらす力

(チャーリー)

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