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家族が安心でき、発達障害の息子が楽しめた数少ない場所が閉店

time 2017/12/13

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家族が安心でき、発達障害の息子が楽しめた数少ない場所が閉店

カイル・パーカーと家族にとってカナダのブリンスジョージにあるシアーズストアが閉店してしまうことは、買い物ができなくなってしまうだけではありません。
21歳のカイルが一人で楽しめる数少ない場所の一つがなくなってしまうということです。
「カイルは発達障害です。話すこともできません。
そして、洗濯機が大好きなんです。」
そう母親のキャロラインは言います。
キャロラインはたびたび息子のカイルをシアーズストアに連れていきました。
そこでは、カイルは一人で楽しめるからです。
家電売場からいなくなることがなく見失うことがないので、カイルを一人で楽しませることができると母親のキャロラインは言います。
「ここはカイルが自分で歩いて楽しめる数少ない場所なんです。
21歳にもなるので、私からは少し離れたいようなんです。」
また、店員の多くがカイルのことを理解してくれているとも言います。
「言葉を話すことができません。
なので、ここは息子にとって幸せを感じることができる場所なんです。」
カイルや家族にとって、このシアーズストアが大切な場所になったのは、ある経験があったからです。
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そのときは、カイルがすごい笑顔をしてふとんと長いレシートを持っていたんです。
カイルはふとんを買ったのですが、その長いレシートを見ると同じ一つのものを何回も購入してしまっていたようでした。
「息子のカイルはとてもがんばったようです。
息子の笑顔を見て本当にうれしくなりました。
すごく自信もあふれていました。」
しかし、母親のキャロラインは後から、実際には3人の店員がカイルが購入するのを助けてくれたことを知りました。
カイルが同じものを何度も何度も購入したことに対して、きちんとキャンセル処理をしてくれていました。
「クリスマスカードを贈らなければいけないと思っています。」
キャロラインは、シアーズストアが閉店してしまうことはとても残念であるものの、息子のカイルはまた素敵な場所を見つけることができると信じています。
「すぐには閉店しない、今度はそういうお店を見つけられたらと思っています。」
(出典・画像:カナダCBC
探そうと思えば、きっと見つかると思います。
あきらめてしまったら、絶対に見つかりません。
いろいろ難しいことはあっても、外にどんどん行きましょう。
発達障害の子が1日に3回も行きたくなる店

(チャーリー)


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