発達障害のニュースと障害者のハンドメイド

発達障害の少年はジェットコースターに乗りたくて毎日身長を測る

time 2018/09/04

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

発達障害の少年はジェットコースターに乗りたくて毎日身長を測る

12歳の発達障害のトム・ストークスはジェットコースターが大好きです。
これまでの数ヶ月間、毎日、自分の身長を測っています。
トムが乗りたいと願っているジェットコースターは身長が140cm以上ないと乗ることができないのです。
イギリスのレジャー施設、ソープパークにあるジェットコースター「ソー・ザ・ライド」は30mの高さから急降下するのが売りです。
トムはいつか乗りたいと、たくさんの人たちがジェットコースターに乗っているのをいつもながめています。
身長が足りないトムはそのジェットコースターに乗ることができませんが、年に100日は20分の距離を歩き、家族と一緒にやってきます。
j2
そのことを知ったソープパークのスタッフたちが、トムに特別な招待をしました。
ソープパークが開園する30分前に、トムと父親のダニエルを招きました。
安全基準の問題から、まだ身長が足りていないトムはジェットコースターには、やはり乗ることはできませんが、スタッフたちの運転前試験、その日一番最初に行う、スタッフによる試運転を独り占めして見ることができました。
「息子はジェットコースターが本当に大好きなんです。とても楽しんでいました。」
j3
トムは大きくなったら、ジェットコースターに技術者になりたいと願っています。
トムはジェットコースターのスタッフたちと会話をしていました。
「息子はふだんは見知らぬ人と話たりすることはないのに。
家に帰っても、息子のジェットコースターの話はとまりませんでした。」
トムは3歳のときに発達障害と診断をされています。
j1
今、トムは自分の寝室のドアに、大好きなジェットコースターに乗るために必要な身長がわかるように目印をつけていて、毎朝起きると身長を測っています。
「発達障害の息子のトムは、感覚、感じ方が人とは違うように思います。
ジェットコースターを見ていると、まるで自分も本当に乗っているような感じになっているようです。
私は息子と一緒に立って、ジェットコースターをながめているだけでもかまいません。
妻が一緒に来てくれる時には、息子の代わりに私がジェットコースターに乗るんです。
そうして一緒に過ごします。
帰る時には、またいつジェットコースターを見に来れるのとたずねてくるんですよ。」
(出典・画像:英METRO
写真を見ると、もうすぐに乗れそうですね。
親子で一緒に乗れたら、息子さん以上にお父さんがうれしいはずです。
乗れなくて一緒にながめていた時間も、きっとずっと忘れない幸せな時間になっているでしょうね。
ジェットコースターが発達障害の子と親の世界を変えてくれた

(チャーリー)


たーとるうぃずを「いいね!」をする。フォローする。

その他の最新の記事はこちらから

最近の人気記事

福祉作業所で障害のある方々がひとつひとつ、心をこめて作り上げた良質なハンドメイド・手作りの品物をご紹介します。発達障害の関連ニュースや発達障害の子どもの4コマ漫画も。
気に入ったものはそのままamazonで簡単にご購入頂けます。

商品を作られた障害のある方がたーとるうぃずやAmazonに商品が掲載されたことで喜ばれている、売れたことを聞いて涙を流されていたと施設の方からご連絡を頂きました。

ご購入された方からは本当に気に入っているとご連絡を頂きました。ニュースや4コマ漫画を見て元気が出たとご連絡を頂きました。たーとるうぃずがますます多くの方に喜ばれるしくみになることを願っています。


NPO法人Next-Creation様からコメント

「たーとるうぃず様で販売して頂いてからは全国各地より注文が入るようになりました。障がい者手帳カバーは販売累計1000個を超える人気商品となりました。製品が売れることでご利用者の工賃 UP にもつながっています。ご利用者のみんなもとても喜んでおります」

テキストのコピーはできません。