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発達障害の青年は絵を描き文章を書いて本にし母の死を乗り越えた

time 2019/01/27

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発達障害の青年は絵を描き文章を書いて本にし母の死を乗り越えた

子どもの頃に発達障害と診断をされたベン・ロブソンは母親を亡くしたあと、本を作ることで恐れと不安を克服しました。
ベンは22歳。文章を書くこと、絵を描くことが大好きです。
ベンの母親のジャニンは昨年50歳で亡くなりました。
ベンはジャニンがくれた猫をテーマにして子ども向けの本を作りました。
ベンは子どもの頃、動物をとても怖がっていました。
母親のジャニンは慣れさせるために猫を飼いました。
その後、父親がシェパード犬も飼うようになって、ベンは動物が怖くなくなりました。
ベンが作った本「ねこの王国」は、悪の組織と戦う4ひきの猫の物語です。
王国を守るために勇敢な旅のお話です。
ベンの父親のケンは、この本はベンが恐れや不安を克服したことを象徴する作品だと言います。
「パソコンで本を作っていると、データがなくなってしまいました。
一度、作ったもののすべてが無くなってしまったのです。
しかし、息子のベンはそれであきらめずに、また一から作り出したんです。
それには、本当におどろきました。
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文章を編集するときには息子は声に出して読み上げます。
それはとても情熱が伝わるものです。素晴らしいです。
息子は、以前より自立できるようになりました。
今では自分から出かけて、美術館に絵を見に行ったりしています。
息子が子どもの頃、発達障害と診断をされたときには、息子は話すことはないかもしれないと言われていました。」
ベンは、執筆スケジュールを厳密に守って本を作っているそうです。
そして、本を作り始めたことは、亡くなった母親に誇れることだといいます。
ベンは英ノッティンガム大学に昨年入学し、芸術とデザインを学んでいます。
ベンは時間があると、いつも絵を描いて文章を書いています。
本をたくさん出版していきたいと考えています。
「息子の母親が、息子が成功できるようにしてくれたんです。
私は息子が大好きです。
母親の死に自分なりの最善の方法で対処しただけでなく、こんなに素晴らしくなりました。」
そう父親は言います。
ベンが作っている本は、4月の自閉症啓発週間にあわせて出版される予定です。
(出典・画像:英Nottinghamshire Live
好きで取り組んでいる人にはかないません。
お母さんも喜んでいるはずです。これからもどんどん本を作って夢をかなえて頂きたいと願います。
発達障害の若者が自らの体験をゲーム化、体験し知ってほしい。

(チャーリー)


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