発達障害のニュースと障害者のハンドメイド

発達障害や感覚障害の子にとってマスクを着けるのは簡単ではない

time 2020/07/06

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

発達障害や感覚障害の子にとってマスクを着けるのは簡単ではない

フェイスマスクの着用が当たり前のことになりました。

しかし、発達障害や感覚障害のある人にとってはフェイスマスクの着用は不快な大きな困難になる可能性があります。
米ノースカロライナ州では、12歳以下の子どもや着用が困難な人はマスクをつける必要はありません。
しかし、少なくない親たちが公の場では子どもにマスクをつけることを望んでいます。

ABC of N.C.は、発達障害の人たちとその家族に医療および教育サービスを提供する非営利団体です。
この数か月間は、子どもたちにフェイスカバーを着用させるのに苦労している親たちへのサポートを行ってきました。

プログラムスーパーバイザーでもあるクリスティン・トルーノはこう言います。

「マスクに関するほとんどすべてのことは、これまでに体験していなかったことです。

発達障害の子どもたちにとっては、私たちにとっては日常生活のちょっとした変化であっても、
それが大きな困難になってしまう可能性があります。

マスクはまさに、それらの集大成です。
大きな困難になっています」

新型コロナウィルス感染拡大の早い段階で、クリステン・マクルーアは6歳の息子のコナーをフェイスマスクに慣れるようにできました。

母親のクリステンとコナーは、マスクをつける必要性について話し合い、マスクを着けることについての漫画も読みました。
クリステンはこう言います。

「私はPinterestで良いアイデアを探していました。
そして、ボタンを野球帽に縫い付けるというアイデアを思いつきました。
耳にかけないようにしたので、刺激が少なくなりました」

クリスティンは、まず最初にフェイスマスクに慣れることができそうかを確かめることをすすめます。
その後、ゆっくりとフェイスマスクに慣れさせ、それから口元に近づけていくのです。

「マスクについては、厚めの生地のほうがより安全だと考えられていますが、そうすると硬いものになっていきます。
多くの人にとっては、そのほうが快適かもしれません。
しかし、発達障害の人などのなかには、より柔らかくTシャツのような薄い生地のほうがより快適です」

クリスティンは親たちに、いくつかのマスクや方法を試し続けてほしいといいます。

「必要なだけ、たくさん試してみてください。
子どもにとっては多くなるかもしれません。
マスクについて話し、見せ、着ける練習をして、それを増やしていき、着けられるようにです」

(出典・画像:米SPECTRUM NEWS

さいわいなことに、うちの子はマスクを着けることをそんなに嫌がりません。

結局、そのうち外してしまうのですが、とりあえずつけるときもニコニコしてくれています。

つけるのがつらい、お子さんも少なくないと思います。

「マスク警察」の方にはそうした子どもや方もいることをよく知っていてほしいと願います。

夫も子どもも自閉症の私たち家族、閉じこもり生活はむしろ快適

(チャーリー)


たーとるうぃずを「いいね!」をする。フォローする。

その他の最新の記事はこちらから

最近の人気記事

福祉作業所で障害のある方々がひとつひとつ、心をこめて作り上げた良質なハンドメイド・手作りの品物をご紹介します。発達障害の関連ニュースや発達障害の子どもの4コマ漫画も。
気に入ったものはそのままamazonで簡単にご購入頂けます。

商品を作られた障害のある方がたーとるうぃずやAmazonに商品が掲載されたことで喜ばれている、売れたことを聞いて涙を流されていたと施設の方からご連絡を頂きました。

ご購入された方からは本当に気に入っているとご連絡を頂きました。ニュースや4コマ漫画を見て元気が出たとご連絡を頂きました。たーとるうぃずがますます多くの方に喜ばれるしくみになることを願っています。


NPO法人Next-Creation様からコメント

「たーとるうぃず様で販売して頂いてからは全国各地より注文が入るようになりました。障がい者手帳カバーは販売累計1000個を超える人気商品となりました。製品が売れることでご利用者の工賃 UP にもつながっています。ご利用者のみんなもとても喜んでおります」

テキストのコピーはできません。