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早期診断、療育の子は遅い診断の子の約3倍有意な改善。研究

time 2021/12/04

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早期診断、療育の子は遅い診断の子の約3倍有意な改善。研究

2歳半までに自閉症と診断された子どもは、それ以降に診断された子どもに比べて、平均して社会的スキルの向上が見られることが、新しい研究で明らかになりました。

イスラエルのベングリオン大学ネゲブ校の認知科学・脳科学のエルアン・ディンシュタイン准教授はこう言います。

「早期診断は、早期治療が可能になるという点で重要であると考えられてきました。
しかし、早期治療が自閉症児に有効であるという証拠はほとんどありませんでした」

これまでの研究では、地域社会での療育を受けている子どもたちには、それほどの効果がないことがわかっています。

「療育が煩雑で異質なものであり、世界的に有名な専門家が行っているわけでもない状況で、診断を急いで早期に行う理由があるのだろうか?」

ディンシュタイン准教授が”Autism”誌に発表した研究結果によれば、その答えは「イエス」です。

今回の研究には参加していない米ペンシルバニア大学の精神医学のデビッド・マンデル教授はこう言います。

「今回の結果やそれに関連する知見が、ガイドラインを作成する諮問機関や保険会社に対して、子どもたちが人生の早い時期に自閉症のスクリーニングを受けるように、また、スクリーニングで陽性の場合には医療従事者が迅速に行動するように、継続的なプレッシャーを与えることを期待しています」

s2-1 早期診断、療育の子は遅い診断の子の約3倍有意な改善。研究

今回の研究チームは、イスラエルのクリニックで自閉症と診断された131人の子どもたちのデータを集めました。
57人は2歳半前に診断され、74人は平均3.1歳で診断されていました。
診断時とその1〜2年後に、医師が自閉症の特徴を測定するための自閉症診断観察(ADOS)を実施し、保護者には子どもが週に何時間、何らかの介入を受けているかを尋ねました。

早期診断を受けた子どもの約65パーセントが、診断後1〜2の間に、ADOSの社会的感情領域で有意な改善を示していました。

また、ADOSの社会的感情領域で改善を示した早期診断の子どもたちは、後期診断の子どもたちに比べて、この指標でも大きな改善を示しました。

この研究では、2つのグループが受けた療育の時間数は同程度で、療育の種類は結果に大きな影響を与えなかった。

早期診断された子どもたちは、後期診断された子どもたちに比べて、診断時の社会的感情スコアがより高く、こだわりや反復行動のスコアがより低い傾向にありました。

しかし、どちらのグループもこだわりや反復行動の経時的な変化はあまり見られませんでした。
これは、社会的コミュニケーションに重点を置いた早期の療育だけでなく、こだわりや反復行動にも重点を置くべきであることを示唆しているとディンシュタイン准教授は言います。

また、ADOSスコアが同等であった早期診断の子どもと後期診断の子どもを比較したところ、早期診断の子どもは後期診断の子どもの約3倍もの子どもがADOSで有意な改善を示していました。

「2歳半前に診断された子どもとそれ以降に診断された子どもを直接比較したのは初めてのことだと思います。社会的コミュニケーションの結果の違いは計り知れません。
これほど大きな差があるとは思いませんでした」

s1-1 早期診断、療育の子は遅い診断の子の約3倍有意な改善。研究

今回の研究には参加していない米バージニア大学看護学部のパメラ・デグツマン准教授は、これは子どもと臨床医との関係において、ユニークな時間軸をとらえていると言います。

生後18カ月以降、4歳になるまでの間に、赤ちゃんの予防接種が完了すると、親は子どもを医者に連れて行くことにあまり焦りを感じなくなる傾向があります。

「予防接種が重要であることはわかっていても、発達の遅れを診断することにはあまり関心がないのです」

しかし、定期的な受診は、医療従事者が早期に自閉症であることを発見するためには重要な機会であると言います。

「子どもの健康診断で自閉症について診断の機会を得ることが本当に重要であることを示す証拠が、今回の研究でさらに増えました」

今回の研究では、自閉症の中核的な特徴のみに着目し、認知機能や適応行動については調べていません。
ディンシュタイン准教授らの研究チームは、診断時の年齢、介入の種類と強度がこれらの要因にどの程度影響するかを評価するために、別の自閉症の人たちについても追跡調査しています。

(出典:米SPECTRUM)(画像:Pixabay

基本的に、何でも、対応は早ければ早いほど良いと思われます。

しかしそうはいっても、難しいもので、

うちの子は乳児検診の頃から相談していましたが、ずっとまだわからない、「様子を見ましょう」で、

診断されたのは4歳を過ぎたころでした。

なので、あまり危機的に感じて早くから焦るのも、親子ともに疲れてしまうと思います。

何より、親子楽しく毎日を過ごすことが重要だと私はずっと思っています。

早期の発達障害の診断ツールにつながるかも。呼びかけへの反応

(チャーリー)

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