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知的障害の人向けの映画学校。障害者を単なる被写体にしない。

time 2021/12/07

この記事は約 4 分で読めます。

知的障害の人向けの映画学校。障害者を単なる被写体にしない。

ヘンリエッタ・グラハムはいつかは大きなスクリーンに映されることを夢見ています。

出演したい映画はラブストーリーだとヘンリエッタは笑います。
お気に入りの映画は、ロマンティック・コメディの『マンマ・ミーア』や『ジュリエットからの手紙』です。

ヘンリエッタは、豪メルボルンにある知的障害者のための映画学校の初年度の学生として、スクリーンでの夢を実現するための本格的に取り組みます。

この非営利の映画学校および制作会社のバスストップフィルム社は先週、豪RMIT大学と提携し2022年度に学校を設立することを発表しました。

ダウン症のヘンリエッタは、脚本、カメラワーク、オーディション、セットデザイン、衣装、ポストプロダクションなど、映画製作に関するあらゆることを、業界のリーダーから指導を受け学びます。
1年間のコース終了時には、クラス全員でショートフィルムを制作します。

バスストップフィルム社CEO、トレイシー・コービン=マチェットはテレビや映画の製作者として、障害者を単なる被写体としないことや、「障害」に焦点を当てないことが、真のダイバーシティであると考えています。

「私たちは、カメラの後ろにいる人たちがスクリーンに映る人に影響を与えることを知っています。
私たちの学生は、いつも障がいについての映画を作っているわけではありません。ただ映画を作るだけなのです」

過去17年間にこの非営利団体が支援する学生が制作した作品は、世界中の映画祭で上映されており、モンゴルで撮影された「STAIRS」は、最近、アカデミー賞の短編部門にノミネートされました。
コービン=マチェットはこう言います。

「人々が障害者に対して抱く態度は、しばしば期待が低いために起こります。
しかし、私たちはそうでなく、非常に高い期待を抱いています」

m2 知的障害の人向けの映画学校。障害者を単なる被写体にしない。

グラハムは、チームで働く方法や、日曜日にRMITのシティキャンパスで行われる授業に自力で参加する方法など、就職に役立つ重要なライフスキルも学ぶ予定です。

オーストラリアの元障害者差別撤廃委員のグレーム・イネスは、オーストラリアの障害者の雇用率が「ひどい」ものであることを訴えています。
11月下旬に開催された「障害者の暴力、虐待、ネグレクト、搾取に関する王立委員会」への出席を機に、意識改革のためのテレビ広告枠の設定を呼びかけました。

王立委員会は、オーストラリア国内の大手企業10社の労働力に占める障害者の割合はわずか1パーセントであることを明らかにしています。
また、労働力への参加率は、障害のない人が84パーセントであるのに対し、障害者は53パーセントにとどまっています。

バスストップフィルム社では、学生を映画産業のプロダクション・アシスタントやポストプロダクションの仕事に就かせているとコービン=マチェットは言います。
オーストラリアで撮影されたマーベルの新作「ソー」の制作にも学生が携わっています。

「マーベルの作品では、同情から仕事を得ることはできません。
彼らには同情を誘う時間はないのです。
彼らは、貢献できる価値のある従業員を必要としています」

コービン=マチェットは、バスストップフィルム社の重要な戦略として、障害のない映画学科の卒業生をチューターとして雇用し、将来の雇用につながる関係を作ることを挙げています。

「制作会社が障害者の雇用に消極的なのは、自信がないからだとよく言われます。
この業界は人間関係で成り立っていますから、ネットワークの中に障害者がいなければ、彼らを雇う可能性は低くなってしまうのです」

(出典・画像:豪THE AGE

特有の業界には、学生のうちからそうしたネットワークに加わっておく。

それを支援するのも確かに有効に思います。

素晴らしい能力が埋もれないように、発揮してもらうためのますますの支援を願っています。

「障害者を単なる被写体としないことや、『障害』に焦点を当てないことが、真のダイバーシティであると考えています」

全く賛同します。

500ページの夢の束・感想レビュー&監督インタビュー

(チャーリー)

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「珍獣扱いされてるぞ、ねっちさん」
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