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発達障害の息子の親友はプラスチック

time 2016/12/02

この記事は約 4 分で読めます。

発達障害の息子の親友はプラスチック

「君は僕の親友なの?」
息子が、背中の後ろにあるものに質問します。

私は走りましたが、間に合いませんでした。
息子が手を伸ばし、奇妙な子どもを抱きしめて言います。
「君は僕の親友なの?」
遊び場に行って、他の子どもたちと遊ぼうとさせると、悲しいことになります。
子どもたちの遊びには、たくさんの認知や体を動かすこと、精神的な器用さが必要です。
それは発達障害で困っている人にはとても難しいことです。
息子は他の子が走っている中で、石のように固まっています。

息子には会話を教えてくれる療法士がいます。
会話が難しくなるにつれて、言葉のやりとりも多くなります。

例えば、
「調子はどうですか?/はい。いいですよ。 あなたは?」一つのやりとりです。
「今日は何するの?/レゴで遊ぶよ。 あなたは何するの?」もう一つのやりとりです。
言葉のやりとりが増えるほど、社会的に進歩していきます。

しかしこの会話の療育は、「君は僕の親友なの?」という質問には役立ちません。

発達障害の人の頭の中では、質問の意味が、そうでない人とは全く異なります。

「君は僕の親友なの?」

はその言葉以上に、より哲学的な質問なのです。
芸術家が真実を表現するために描いた抽象画のようなものです。

私の息子は10歳。
息子は自分が何歳かもわかっていません。
どの国に住んでいるのかもわかっていません。
くつも履けません。歯も磨けません。
4までしか、数えることができません。

先月までに、やっと名前をおぼえました。
3歳児の神経の発達状態と診断をされても、私はいつも息子の目の奥で輝いている意識を見てきました。

息子とのとぎれとぎれの会話から、息子の頭の中が、口で話すことができなくて絶望的になっていても、繊細で込み入った物語でいっぱいになっていることを知っています。

夜中にずっと息子のベッドのそばで過ごしてわかりました。
発達障害の人の考え方は、言葉とは別のもので作られているのです。
言葉はつながっていなくてバラバラで、文章もでたらめです。

「ゴジラの子どもたちはワッティーを食べたいよね?」

他の人からすれば、意味がわからない話だと思います。
しかし、私にとっては意味がある話だとわかります。

それは、今週のはじめにあった面白いことです。
その時、息子は緑色で着飾り、角がついた帽子をかぶって、息子の好きな人形のワッティーをつかんで口に持っていき、母親に止められるまで、飲み込もうとしていました。

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息子は長い時間、一人で金色のお城を作っています。

発達障害の子どもには典型的なことですが、息子は一人で熱中しているときが幸せです。
焦ったりする必要もなく、鮮やかな創造力を働かせて、ひとりで部屋のすみで安全にして。

息子は遊んでいます。しかし同時に、世界の奇妙さを意識し、細かいところを慎重に観察をしながら考えて、鋭い意見をつぶやいているのです。

息子の親友はワッティー。おもちゃの人形です。

ワッティーが、息子のレゴ遊びを止めて話します。

「この部屋は、うるさい学校の部屋みたいだね。」
「ここは、誕生日に隠れていた部屋だね。」

息子の後ろで、私が口でうなります。
すると、息子もうなります。しかし何も言いません。
後から、私がワッティーを動かして、ワッティーのふりをして息子にたずねます。
「お父さんが、君がうなっていると思ってるよ。間違いない?」

私たちが家から出かけるときは、ワッティーは窓の枠で飛び跳ねています。

このおもちゃの人形は音声も出します。

ワッティーと息子の会話は、たびたびうるさくはないのですが、聞き入ってしまいます。
ワッティーは、息子のずっとそばにいてくれる友だちになってくれています。

他の子どもたちがサッカーや音楽のレッスンをしている一方で、
私の息子はひとりぼっちで座って、歩きまわって、このプラスチックの人形と会話をしています。

(出典・画像:The Atlantic

「息子はひとりぼっちでプラスチックの人形と会話をしている。」

父親はそれを悲しんでいるのだか、喜んでいるのだか、わかりません。読み手としては、どっちなのかと思います。

しかし、親の立場に立つとどっちでもあります。

両方なので、もやもやするときもありますが、すっきりしているときもあります。

ただ、すっきりしているほうが、親子ともにたのしく過ごせると思います。

いや、楽しく過ごせていると、すっきりしているのかもしれません。

私も哲学的になってしまいました。

 

息子の友だちになってほしいと訴える父親もいました。

君には空気を壊す勇気をもって欲しい

(チャーリー)

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