
この記事が含む Q&A
- VRプラットフォームは発達障害の子どもたちの学習をどのように支援しますか?
- インタラクティブな仮想環境で社会的・行動的スキルを安全に練習できます。
- VRの普及にはどのような課題がありますか?
- 高額なヘッドセットや一般化には時間とコストの壁があります。
VRプラットフォームは生徒にとって「非常に魅力的」であり、新しいスキルを身につけるためのインタラクティブなものだと、利用する学校は述べています。
アイルランドのダブリンにある、セタンタ・スクールは、バーチャル・リアリティ(VR)を使って、発達障害のある子どもたちにライフスキルを教えています。
自閉症スペクトラムの子どもたちのための学校であるセタンタ・スクールは、米国のハイテク企業フロレオと協力して、生徒たちにVRプラットフォームを利用しています。
このプラットフォームは、自閉症スペクトラム障害、ADHD、不安障害、その他の発達障害のある人に、社会的、行動的、コミュニケーション的、生活的スキルを教えるために設計されたものです。
子どもはヘッドセットを装着し、スーパーマーケットや動物園、交通量の多い道路の横断の仕方など、さまざまなシチュエーションを想定したVRレッスンを体験します。
フィオナ・オドノバン副校長はこう言います。
「これはとても、魅力的な学習方法です。
私たちが知っている世界は、生徒たちにとっては非常に圧倒的です。
多くの生徒が実社会で対処するのに難しさを感じています。
私たちが当たり前のように感じていても、予測不可能な環境や不慣れな環境は、生徒たちとっては苦痛です。
VR環境は、学生にとって魅力的で楽しく、インタラクティブな授業を実現することができます。
それは、生徒だけでなく、その家族にとっても役に立ちます。
彼らは、私たちの世界をより身近なものにすることができます」
フロレオ社は、ゲーム開発者と協力して、発達障害のある生徒が実生活に応用できるスキルを身につけられるよう、エビデンスに基づいた授業を実現することを目的としています。
(出典・画像:アイルランドsilicon republic)
VR。
なかなか期待されたほど導入は進んでいないように思います。
よく見るヘッドマウントディスプレイがメガネのように小さく、安くなったときには、広く普及するようになるのだろうと思っています。
うちの子もサングラスをつけただけで、すごく楽しそうにします。
まだ少し時間がかかりそうですが、そんなうちの子も楽しく学べるVRを期待しています。
(チャーリー)