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自閉症の若者が欧州パワーリフティング王者に。苦しみを越えた

time 2025/06/23

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自閉症の若者が欧州パワーリフティング王者に。苦しみを越えた

この記事が含む Q&A

自閉症のある若者がスポーツで成功することは可能ですか?
はい、適切な支援と努力によって可能です。
心の不調を抱えながら競技に挑むことはできますか?
はい、精神的なサポートや継続的な努力で可能です。
自閉症の人が大きな記録を達成する例はありますか?
はい、オリバーさんのようにパワーリフティング大会で優勝した事例があります。

自閉症のあるイギリスのティーンエイジャーが、ヨーロッパのパワーリフティング大会で優勝するという快挙を成し遂げました。

イングランド北東部、ロングベントン出身のオリバー・ウォーリー(19歳)は、6月にポーランドで行われたヨーロッパ選手権に出場し、19歳以下の部門で見事に優勝しました。

オリバーは13歳のときに自閉症と診断されました。
さらに、精神的な苦しさや体の不調とも長く向き合ってきました。そ
れでも記録を打ち立てるほどの活躍ができた背景には、「スタッグ・フィットネス・ストレングス・センター」というジムの支えがありました。

実は、ちょうど1年ほど前、オリバーさんはイギリス国内選手権に向けて準備を進めており、その大会で3位に入賞しました。
しかしその頃、心の健康状態は最も厳しい時期を迎えていたといいます。

「体の不調と心の不調が互いに影響し合って、抜け出せないループにはまっているような感じでした。
そのあと、状態はさらに悪化しました。
でも、それが少しずつ良くなってきたのは事実です。
今でも完全に楽になったわけではなく、苦しさは続いています」

そんななかでも、オリバーは粘り強く努力を続け、昨年11月にはヨークシャーおよび北東地域におけるティーンエイジャーの中で最も重い267.5キロのスクワットを成功させるという驚異的な成果を上げました。

この実績を弾みに、ことし5月にはヨーロッパ選手権への出場権を無事に獲得。
そして本番の大会でも、自信を持って競技に臨み、19歳以下の部門で堂々の優勝を果たしました。

オリバーの歩みは、自閉症や心の不調を抱える若者たちにとって、大きな希望となることでしょう。

(出典・画像:英Chronicle Live

困難をかかえつつも、偉業をなしとげた人には、誰もが勇気づけられます。

ますますのご活躍を期待しています。

自閉症のストロングマンは言う。余分なハードルがあるだけだ

(チャーリー)


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