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作業療法士も協力する発達障害の子ども向けの部屋のリフォーム

time 2017/08/07

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

作業療法士も協力する発達障害の子ども向けの部屋のリフォーム

発達障害の多くの人は、光や音で頭がいっぱいになってしまいます。
しかし、一方で揺らしたり、気持ちのよい壁を手で触らせ、動かしたりして感覚を刺激してあげる必要もあります。
そのような感覚に配慮した部屋は、発達障害の人にとって過ごしやすい環境になります。
発達障害の人は、音や光を避けたり、思い毛布の中にくるまったり、ゆっくり揺れたりすることができます。
多くの場合、このような感覚に配慮した部屋は、特別支援を行っている学校やセンター向けに設計されています。
しかし、ある家族は自分たちの家にそうした部屋を設けることにしました。
建築家はインテリアデザイナーや作業療法士と協力して部屋を作りました。
発達障害の少年はエネルギッシュな生活を手に入れることができました。
特別なニーズにあわせて部屋をリフォームするエクスパンド社のトム・アシュリーが言います。
「部屋をリフォームするだけではありません。
生活の質を向上させるのです。」
感覚に配慮した部屋を作った家族たちは、インタビューをされたりすることは望みませんが、自分たちの部屋について、多くの人に伝えることは許可しています。
それまでは物置部屋でした。控えめな明るい落ち着いた色の部屋となりました。
発達障害の男の子がどっぶり自分の世界に入ってゲームを楽しめるような洞窟エリアが下にある、デッキを作りました。
デッキの上は、立ったり座ったりできる、やわらかなゴム製のスポンジの床になっています。
特別な照明もあって、落ち着いた紫と青の光を照らします。

部屋の真ん中には、天井からつりさげられたブランコがあります。
これで激しく揺れて、動いても大丈夫です。
男の子は、おもちゃの兵士やキャプテン・アメリカが大好きです。
それにあわせて、ミリタリーのタッチを部屋の雰囲気には取り入れようと、パラシュートのひもなどを手すりに使っています。
部屋は家族みんなにも配慮されています。
快適に座っていられるエリアや小さなバー、食べたり、作業ができるデスクもあります。

エクスパンド社は通常は、高齢者のためにリフォームを行っています。
車椅子に対応するために玄関を広げたり、湯船の位置を低くしたり、ウォークインシャワーを設置したり、家の多くの場所に手すりを設置したりします。
このような実績から、特別なニーズをもつ子どもがいる家族からの注文も受けるようになりました。
ある女性には、息子をお風呂に入れやすくするための変更が求められました。
別の男性には、天井から伸びるバーをつけることを求められました。
このような家族向けに部屋のリフォームを行う場合には、作業療法士、インテリアデザイナーと協力して部屋のデザインを行います。
「私たちは、作業療法士ではありません。
しかし、一緒になって私たちは部屋を変え、そうすることによるメリットをきちんとお伝えすることができます。」
この、発達障害の子ども向けのリフォームサービスは好評だそうです。
(出典・画像:米The Advocate

こんな部屋ができたら、どれだけよいでしょう。
うらやましい。

こんなホテルもあります。
発達障害の子と家族に優しいホテルが出来た

(チャーリー)


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