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発達障害の息子を尊重しつつ現実にあわせる

time 2017/09/29

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

発達障害の息子を尊重しつつ現実にあわせる

各学年の終わりに、親の私は息子が学校で学んだことを振り返ります。
私の息子、TJは高校生になりました。
TJは2歳で発達障害と診断をされています。
これまで、いろいろな気持ちになりました。そして、どんな療法でも行ってきました。
私たちの考えていた未来と違ったことに悲しんだこともありますが、今は楽しくこの現実を受け入れています。
楽観主義で息子の診断を受け入れて、どんなにつらいことがあっても、子どもへの強い愛で私は乗り越えてきました。
今年、息子へ持っていた期待が少し変わりました。
今回の学年での最初に設定した目標は、「息子にいろんなことをさせて、何が好きなのかを見つけましょう。」でした。
いろいろな学習の機会を設けました。
柔軟に考えてとにかくいろいろしてみました。
あることがダメなら、別のことをと。
TJは学校では今、うまくいっています。
しかし、17歳になってもTJは、うまく大人になれるかはわかりません。
たくさんのことがまだできません。
これからいろいろなことを経験して、成長していく可能性はありますけれど。
ですが、素晴らしい面白いところと、人への気遣いや愛情を持っています。
息子は、動物、ハリーポッター、ポケモン、パワーレンジャー、スター・ウォーズ、ピクサーが大好きです。
興味をもったものには、とことんはまります。
いろいろな状況にあって、ストレスを感じたときにも、これらの助けで落ち着くことができます。
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息子のTJが高校生になったとき、私と夫は息子を大学に入れることを目指しました。
しかし、今はそれが誰にとっても最善ではないことがわかりました。
同級生たちが、進学の準備をしているのを見ながら、私たちはその考えは捨てました。
息子と私たちにとって、その考えを捨てることが最善なのです。
大学に入ることは、息子には幸せなことにはなりません。
少なくとも通常の学生たちの寮に入って、4年間学校に通うことは、息子にとってはとても困難なことです。
ストレスに耐えることもできません。
息子にとっての幸せの道を考えれば、これはやはり違います。
私たちが今こんなふうに考えていることを息子には伝えていません。
息子の将来について、私たちがこんなふうに思っていることに、息子に責任を感じさせたくないのです。
私たちは息子と話しました。
息子が希望している将来について。
そして、息子の希望を尊重できる、最善の方法を発見することができそうです。
p3
私たちは、春休みの期間中にある寮の施設を訪れました。
そこでは、24時間介護支援を行う人がいて、大学レベルの教育を受けることができます。
自分の希望にあわせて授業選択ができるので、ストレスなどにあわせてチャレンジすることができます。
私たちは、そこで息子が学ぶことを考えています。
大学に通わせる夢はおいて、現実的な将来の計画に積極的に取り組んでいます。
その施設では息子にチャンス、チャレンジ、協力がたしかに得られそうです。
これから親子で一緒に、新しい息子の将来の道を見つけていきます。
(出典:米THE HAMILTON SPECTATOR)(画像:Pixabay
何が最善か。
その時にはわかりません。もう信じるしかありません。
そして、楽しく進んでいくしかありません。きっと楽しくなります。
考えすぎても、後悔しても、良いことはないので、そんなことはせずに進んでいくしかありません。
そう思っています。
 
インクルーシブ教育がつらい親子も多い現実

(チャーリー)


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