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発達障害の生徒が一対一の授業で変わった。

time 2017/10/12

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

発達障害の生徒が一対一の授業で変わった。

学校での音楽の授業は、騒がしい音のために発達障害の生徒には厳しいことがあります。
パワーズ小学校のメイソン・タッカーとタイラー・ドリスもこのような理由から、音楽が嫌いで音楽の授業にも参加してませんでした。
「メイソンが慣れるのにはずいぶん時間がかかりました。」
そう校長のビッキー・スミスが言います。
この生徒たちに対応するために、臨時の音楽教師、ケルシー・シュミッツァを招きました。
そして、発達障害の4人の生徒たちに向けに授業をはじめました。
今、4人の生徒たちは音楽を楽しめるようになっています。
「私たちは音楽の授業に参加できるように方法を見つけて、苦しめているうるさい音をなくし、生徒たちが音楽を楽しめるようになってほしいと願っています。」
そうビッキーは言います。

ビッキーは、マンツーマンの一対一で、10分から15分の間、生徒といっしょに音楽を演奏します。
うまくいったかは、生徒自身が話します。
2年生のタイラーは、楽器に触れることもできないほど音楽をさけていたのに、今は楽譜を読むことができるようになりました。
1年生のメイソンは、ほとんど話すことができません。
授業を始めた当初は、部屋を歩き回っているだけでした。
「すべてのものに怖がっていました。
音楽すべてを恐れていました。
それが、いまは楽器で音を鳴らします。大きな一歩です。」
特別支援教育の先生、ミア・ラーセンは発達障害の生徒は、音楽の授業をずっと受けることは難しいので、一対一で行うのはよい方法だと語ります。
「生徒たちが教室に入ってくると、これから何をするのかが、もうわかっているので抵抗なく授業に参加することができています。」
ミア先生は、この音楽の授業は教師たちにとっても助けになっているといいます。
それは、発達障害の生徒たちが他の授業でもうまくいくようになってきたからです。
一対一の授業を行うことで、生徒が他の生徒たちと一緒になるクラスでもうまくやっていくためのスキルを学ぶことができ、困らないようになるといいます。
発達障害の生徒の多くが、他の授業の間でも静かになりました。
これからはビッキー先生のおかげで、発達障害の生徒、そうでない生徒が一緒に音楽も学べるようになるはずです。
(出典・画像:米Beloit Daily News

集団の中の一人という状況だと、うまくいかない。
よく聞きます。
集団に慣れること、集団の中で学べるようになること、それらはとても大事なこと。
よく聞きます。
でも、こうしてやがて集団の中でもうまくやっていけるというのであれば、一対一で学べる機会がもっとたくさんできればいいですよね。
発達障害の子たちを喜ばせた手作りのビーチ

(チャーリー)


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