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アメフト大好き発達障害少年の心、奪われる

time 2017/10/18

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アメフト大好き発達障害少年の心、奪われる

発達障害の10代の少年、初めて土曜日のダンスパーティーに参加しました。
16歳のネイト・ヤンクマンは、時間があれば外に出て家の庭で過ごしています。
ネイトの母親は、ここで息子は自由を感じることができていると言います。
「息子はいつも外に出てきます。庭の主です。
そして、チーフスが大好きです。」
「大好き」というのは少し控えめな表現かもしれません。
ネイトは、米カンザス州のアメフトチーム、チーフスのヘルメットをいつもかぶっていて、執着しているといったほうがいいかもしれません。
ネイトは、チーフスの試合のスケジュール表を持っていて、試合が終わるとスコアを書き込みます。
会話は、いつもチーフスのことばかりです。
「毎日チーフスのことで頭がいっぱいです。
朝起きてから、夜寝るまで。」
そうネイトは語ります。
しかし、チーフスも負けました。ネイトの心は高校でのダンスパーティーに奪われたのです。
「息子はとても興奮していました。
喜びで心がいっぱいになていました。
アリヤが誘ってくれて、本当にあたたかな気持ちになりました。」

ネイトは、生後10ヶ月で発達障害と診断をされました。
そして、てんかんもあります。
小学校では、ダンスパーティーには一度も参加することができませんでした。
「ネイトは私の友だちの一人です。
なので、誘ったんです。
私もネイトと似ていました。
ネイトのことをおかしいと思いません。同情しているわけでもありません。」
アリヤ・アンソニーはそう言います。

母親はこう言います。
「アリヤからのお誘いは本当に心温まるものでした。
あの時の息子の顔は忘れられません。
けれど、すぐにチーフスの話しを始めてしまいました。」
ダンスパーティーの当日、息子のネイトはばっちり準備ができていました。
「ネイトは朝6時には起きていました。
両手には花を持っていました。
まだ、夜まではまだまだよ!」
そう母親は言ったそうです。
ダンスパーティーの日、ネイトはボールの代わりにアリアに贈る花を手に持ちました。
ポーズをとって写真をとってから踊りました。

「素晴らしい時間だった!」
ネイトはにやけながら、そう語りました。
ネイトはまだチーフスの試合を観に行ったことがありません。
母親はいつか連れていきたいと思っています。
ネイトがある時、珍しくチーフスの試合の話を止めて、そしてこう言ったそうです。
「いつになったら、プロム(高校卒業時のダンスパーティー)に行けるかな?」
(出典・画像:米ksn

アメリカの映画を見ていると、「プロム」よく出てきますね。
高校卒業時のそのダンスパーティーに出るためにパートナーをと。
なかなかの無理ゲーです。私は日本に生まれてよかったと心から思います。
友だちと言うのがお決まりパターンですが、末永く仲良くして頂きたいと思います。
発達障害の親友が私の心の中にずっといた。

(チャーリー)


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