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発達障害の女の子の母は行動する決意をした

time 2017/11/07

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発達障害の女の子の母は行動する決意をした

発達障害。
それは、私の頭の中にずっとありました。
しかし、そうである私の娘に対して、行動することができていませんでした。
娘のエブリンに何年もの間、少し違っていると感じていました。わかっていました。
私に似た太った赤ちゃんは、双子の兄とはちがっていました。
兄よりも早く、寝返りをうて、立ち上がることもできました。
しかし、心配になることがありました。
名前を呼んでも、こちらを見ることはありませんでした。
やめて!と言っても、電気のコードをひっぱり続けていました。
おじいちゃん、おばあちゃんに会っても、笑顔を見せることもありません。
明るかった赤ちゃんは、深く自分の世界に閉じこもるようになっていました。
そして、2歳のときに発達障害と診断をされました。
診断をされる前から、私には発達障害であることはわかっていました。
なので、その診断の必要もなかったかもしれません。
私が、発達障害について理解し行動できるようになるまでにそれから数年がかかりました。
私は何か恥じていたわけではなく、娘を守りたくて、家族や親しい友人の他にはエブリンが発達障害であることは伝えませんでした。
発達障害というレッテルがつくと、そのように扱われます。そして、必ずこう呼ばれるからです。
「あの発達障害のエブリン」
また、発達障害だからといって娘の症状ははっきりしたものではありませんでした。
娘の美しい、お人形のような顔を見ただけでは、おかしいところはありません。
発達障害の子どもによくある、多動やパニック、常同行動もエブリンにはありません。
エブリンは「ふつう」に見せることができました。
娘が見知らぬ人から挨拶をされて反応をしなくても、ただの恥ずかしがり屋と思われるだけでした。
「きらきら星」をやさしい声でずっと歌っていても、それが周りの世界から逃げるために行っている行動とは思われません。

双子の兄が外に遊びに行っているあいだ、家でエブリンへの療育を行い、私も簡単なスキルを学びました。
多くの発達障害の子どもの母親が「外に出かけない」と言います。
私の場合は、発達障害の子どもを支援するコミュニティを見つけることができなかったためでした。
ネットでいろいろ検索をしていると、憂鬱になる親たちが書き込んだ掲示板などばかりが目に入りました。
私は、エブリンが適切な教育を受けることができるように、別の州へ引っ越しを決めました。
娘は紙に書いてコミュニケーションをとることができます。トイレも自分でできます。
親しい人とは仲良くできます。
動物が大好きで、一度聞いたら歌をわすれない、この娘がもっているスキルを伸ばしていくことができれば、きっと将来は明るいものになるはずです。
エブリンの学校で募金を募っていることを知りました。
私は、もう口を閉ざしてばかりではいられません。
発達障害のことを多くの方に知ってほしいと思います。
そして、発達障害の人たちをもっと受け入れてくれることを願います。
隠す必要なんてないのです。
私が避けていたこともある言葉「発達障害」について知って、理解してほしいのです。
娘のエブリンを見たら、「発達障害」でなくエブリンを見てほしいと願います。
エブリンが通うことになった学校では、クラスメイトも親たちも、発達障害はふつうのことでした。
子どもと一緒に外へ出かけましょう。
発達障害でも、そうでなくても、みんなOKなんです。
(出典・画像:米Today

悲観しがちになります。閉じこもりがちになります。
きっとそのままでは明るくなりません。
何か少し行動してみることで、きっと明るくなっていくはずです。そう思います。
発達障害の人たちが過ごして働けるリゾート

(チャーリー)


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