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水への安全に対する教育は発達障害の子どもに不可欠。父が始める

time 2017/12/08

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水への安全に対する教育は発達障害の子どもに不可欠。父が始める

12歳のウィル・ブリテインは、ナンタハラの急流のスリルを言葉で表現することはできませんが、それはこの経験を弱めるものにはなりません。
カナダのエスプリ・ラフティング・アドベンチャーのオーナーであり、自閉症スペクトラム障害の子どもや親のための国際的なプロジェクト、ホワイトウォーターヒーリングを始めたジム・コフィーがこう言います。
「とてもエキサイティングです。
恐怖もありますが、気にしていられなくなります。
水が持つ力です。」
2015年以来、ホワイトウォーターヒーリングは、米ノースカロライナ州西部の寒冷なナンタハラ川で開催されています。
今年の活動でも、朝はとても寒く気温は7度です。
白いカヌーが車で運ばれて夜明けに到着しました。
「まるで、熱帯のアマゾンにいるみたいな気分です。」
そうコフィーは冗談を言います。
ホワイトウォーターのメンバのカヌーイスト、ショーン・マローンは、ウィル・ブリテインと昨年も一緒にカヌーに乗ったことを思い出します。
ウィルの家族はここまで、車で2時間半をかけてやってきました。
ショーンは、ウィルと約13kmほど川下りを楽しみました。
それが終わると、ウィルの手を引いて白いカヌーに乗せ、ウィルは別のボランティアとふたりでパドルをこぎました。
言葉が話せないウィルは、カヌーを漕ぎながらもっと川下りをしたいとお願いをしていました。
「ウィルは自分がしたいこと、誰と一緒にしたいかもよくわかっていました。
ウィルは口で話そうとチャレンジをしていました。
ふだんの生活でも重要なことにつながる、特別な瞬間となりました。
そういったことは、子どものためであり、家族のためになることですが、
ボランティアの私たちも、目が覚める瞬間なんです。」
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ホワイトウォーターヒーリングを始めたジムは、コスタリカからカナダまで世界各地で教えています。
このプロジェクトは完全にボランティアで行われています。
各地の地元のカヌーイストは自分の時間を寄付しています。
パドルやライフベストなどはエンドレス・リバー・アドベンチャー社からの寄付です。
発達障害の子どもを持つ家族たちは、ネットで知り集まってきます。
ウィルの家族たちは、発達障害の子どもたちにサーフィンを体験させている米カリフォルニアのサーファーズ・ヒーリングのFacebook投稿で、このカヌーのホワイトウォーターヒーリングを知りました。
ホワイトウォーターヒーリングを始めたジムは、このサーフィンの非営利団体の取り組みを知って、そしてサーファーズヒーリングを紹介する動画を見たときに思うことがありました。
「私たちの子どもたちも、自閉症スペクトラム障害でないかと、そのとき初めて思ったんです。」
6歳になったジムの息子のタイガンは、3歳のときに自閉症スペクトラム障害と診断をされました。
「最初は殴られたような気持ちになりました。
自分の中では、その診断を否定しました。
しかし、最終的には自分たちには何ができるだろうと考え始めたんです。
私はずっとカヌーをしています。
それは、発達障害の子どもたちには新しいことだと思いました。」
ジムはホワイトウォーターヒーリングの必要性を次のように説明します。
まず、水への安全に対する教育は発達障害の子どもたちには不可欠だといいます。
発達障害の子どもたちは感覚に問題をかかえるため、落ち着く感触と音のために水に惹きつけられるのです。
そのため、水場を探して放浪してしまったり、知らないうちに遠くへ行ってしまうこともあります。
発達障害の子どもには、事故による溺死は少なくありません。
「ホワイトウォーターヒーリングの使命の一つは、発達障害の子がライフジャケットの着用に慣れるようにすることです。」
そして、発達障害の子どもをもつ家族の出かける機会を作るためです。
多くの家族にとって、公園やレストラン、スーパーなどに出かけることが簡単ではないためです。
「どこにいっても、何をしても、まわりの人たちがウィルに対してどう反応するのか、どう思うのか心配になります。」
ウィルの母親のキムはこう言います。
しかし、ホワイトウォーターヒーリングへ参加では、まったくそのような心配の必要がありません。
最初に参加したときには、ウィルがじっとしているように、騒がないようにすることで母親のキムの頭はいっぱいになっていました。
その時にホワイトウォーターのメンバーのショーンがこう言ってくれたのです。
「息子さんを自由に、好きなようにしてかまいませんよ。」
キムはこう語ります。
「本当に、これまでウィルについて話しかけられた言葉で、一番の素晴らしい言葉だったんです。
まわりが、ウィルをどう思っているのかを心配してしまうときはいつも、この言葉を思い出します。」
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(出典・画像:米Times Free Press
安全装備で専門家たちと楽しめるのであれば、安心して楽しめるすばらしい機会ですね。
どんどん安全に、水に落ちるのは命を守るための勉強にたしかになるはずです。
自閉症の子の命を守るために何よりも水泳を

(チャーリー)


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