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学校で使っても目立たない、発達障害の子が安心できる重いベスト

time 2018/02/14

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

学校で使っても目立たない、発達障害の子が安心できる重いベスト

発達障害と診断をされた子どもへの療育は、それぞれの子どもたちに合うものは、それぞれに異なります。
療育アシスタントのレイチェル・ハリントンは、自分なりに子どもを助ける方法をつくりました。
発達障害の子どもや成人の方が、重いベストをよく利用しています。
しかし標準的なものは、かさばって、扱いにくいものです。
レイチェルはこう言います。
「多くの重いベストは少し怖く思えるもので、まさに医療用という感じです。
発達障害の子どもたちは、安心することができるので重いベストを学校に持っていきたいと思っていますが、
友だちから指を差されて、何を着ているの?なんで着ているの?と聞かれてしまうので、これでは持っていくことができません。」

レイチェルは、一年前から自分でミシンを使って、子どもたちが自信を持てるようになって、人生を変えられるようになる取り組みを始めました。
自ら、重くしたベスト、上着、帽子などを作り、販売を始めました。

レイチェルは、重くしたベストや、重いひざかけ、重い毛布が子どもの人生を変えていると言います。
ポーターズ家では、レイチェルの作った製品を利用しています。
4歳のジャガー・ポーターは、2歳のときに発達障害だとわかりました。
「2歳になるといつも怒っていました。
自分が欲しいこと、欲しいものを人に伝えることができなかったためです。」
そう母親は言います。
ほとんどの子どもたちが話をするようになってきても、ジャガーが話すことは全くありませんでした。
そして、発達障害の診断をされました。
それから、言語療法や作業療法など長い道のりが始まりました。
「くつのひもを結べるようなスキルを、長い時間をかけて身につけてきました。」
そう、レイチェルは言います。

ジャガーはよく、重いベストを着ます。
母親はこう言います。
「このベストだと、誰も気にしません。
見た目はふつうのかわいらしいものです。
しかし、息子のジャガーはこれを着ると本当にリラックスできます。
不安な状況で利用できる、重い服をいくつも作ってもらいました。」
レイチェルはこう言います。
「重い服を作るのは、不安をかかえる子どもに自信をもってもらいたいからです。
私の大きな願いです。
身につけることで、子どもたちは輝けるのです。」
(出典・画像:米KTVB

米国をはじめ海外では、安心させてくれる、落ち着けて発達障害の子に役だつものとして、重い毛布、重いベスト、重いひざかけ、などが人気です。
いろいろ重い製品を調べましたが、たしかに「医療用」という感じの機能だけを気にした製品は多いです。
「ADHDの子どもたちが落ち着くものとして、ドイツでは200の学校で、重い砂入りのベストの着用を採用。」
https://www.excite.co.jp/News/
というニュースを最近拝見しました。
そこでも落ち着く効果は認められながらも、たしかにその写真を見ると私も思ってしまいますが、
その見た目から、「拘束衣」「変な子としてのレッテル貼り」と採用について賛否両論があるそうです。
不安が多くなる「家の外」でこそ、使いたいことを考えれば、たしかに見た目も重要ですね。

(チャーリー)

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