発達障害のニュースと障害者のハンドメイド

摂食障害がある発達障害の子に、母は治療でクッキー作りを教える

time 2018/03/27

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

摂食障害がある発達障害の子に、母は治療でクッキー作りを教える

ムハンマド・ダニエルは少し痩せていますが、他の17歳の子と変わることがないように見えます。
しかし、大きく違っていることがあります。
ダニエルは、7歳のときに発達障害と診断をされています。そしてそれに伴う摂食障害に苦しんでいます。
母親のシュハイラによれば、息子のダニエルは固形の食べ物を食べることが全くできないため、液体のものだけ、食べ物を混ぜた牛乳やジュースをずっと飲んでいるといいます。
ダニエルが3歳のときには、シュハイラの友だちもダニエルが他の子とは違うことに気付いていたといいます。
しかし、シュハイラはどうしていいかわかりませんでした。
「マレーシア国際イスラム大学のカンサヤ・イスマル博士が、ダニエルが7歳のときに発達障害だと診断しました。」
シュハイラは息子のダニエルの摂食障害を改善したいと、ダニエルにクッキー作りを教えて応援しています。
「食べることは誰にでも必要なことです。
そして、食べることは楽しいことを息子に知ってほしいのです。
これは一種の治療法だと思っています。
息子はまだ固形物を食べることはできませんが、私は希望をすてません。」
c1
母親のシュハイラに、息子の障害を金儲けに利用していると非難する人もいたそうです。
「全く気にしない、そうすることは当時はできませんでした。
しかし、今は気にしないようにしています。
私にとって最も大事なのは、息子のことなんです。」
ダニエルがが焼いた「ダークハンサムクッキー」と名付けられたチョコレートチップのクッキーは本当においしいものでした。
母親のシュハイラは、いつの日かダニエルがお店を持てるようにしたいと言います。
「私は、息子のクッキーがたくさんの人に知られるようになるのを願っています。」
(出典・画像:マレーシアFree Malaysia Today
摂食障害をもつ発達障害の子は少なくないと思います。
うちの子も、すごく偏食でした。
小さな頃は特に白いもの、食パンやごはんなど全然食べてくれませんでした。
食べるのは肉類と揚げ物だけといった感じでした。
しかし大きくなった今、食パンもご飯も、いろいろなものを食べてくれるようになりました。
ずっと、特別支援学校の先生が給食の時間にいろいろ工夫をして食べさせてくれたのを知っています。
先生のそういった支援があったので、いろいろ食べるようになったのだと思います。本当に心から感謝をしています。
苦手な食べ物に毎日挑戦する発達障害の少年

(チャーリー)


たーとるうぃずを「いいね!」をする。フォローする。

その他の最新の記事はこちらから

最近の人気記事

福祉作業所で障害のある方々がひとつひとつ、心をこめて作り上げた良質なハンドメイド・手作りの品物をご紹介します。発達障害の関連ニュースや発達障害の子どもの4コマ漫画も。
気に入ったものはそのままamazonで簡単にご購入頂けます。

商品を作られた障害のある方がたーとるうぃずやAmazonに商品が掲載されたことで喜ばれている、売れたことを聞いて涙を流されていたと施設の方からご連絡を頂きました。

ご購入された方からは本当に気に入っているとご連絡を頂きました。ニュースや4コマ漫画を見て元気が出たとご連絡を頂きました。たーとるうぃずがますます多くの方に喜ばれるしくみになることを願っています。


NPO法人Next-Creation様からコメント

「たーとるうぃず様で販売して頂いてからは全国各地より注文が入るようになりました。障がい者手帳カバーは販売累計1000個を超える人気商品となりました。製品が売れることでご利用者の工賃 UP にもつながっています。ご利用者のみんなもとても喜んでおります」

テキストのコピーはできません。