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発達障害の子が早期療育とカメラで人との交流もできるように

time 2018/04/29

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

発達障害の子が早期療育とカメラで人との交流もできるように

1年前にマックスが高機能自閉症と診断をされると、母親のダニリー・プリチャードは心配になりました。
3歳のマックスは、話すことに問題を抱え、不安症や社会的なスキルの問題も抱えていました。
母親は早い段階から療育を行うことの重要性を知っていました。
母親のダニリーは、特別支援教育の先生であるためです。
適切な療育を繰り返し行うことで、マックスは成長していきました。
そして、ダニリーは息子のマックスにカメラを与えました。
今は4歳になったマックスは、家族や他の人とのコミュニケーションもできるようになってきました。
「息子のマックスはカメラを手にしていると、自分に自信を持つことができるんです。
カメラを持って歩くと、人に写真を撮っていいか丁寧に尋ねることを教えることができます。そうして、他の人と交流することもできてきました。」
そうダニリーは言います。
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最近は、ダニリーが手伝ってマックスはインスタグラムに写真を投稿しています。
「ピントがあっていない写真もたくさんありますが、どんどん上手になってきています。
早い段階から療育を行うことは本当に重要だと思います。
息子のマックスがこれほど、カメラに情熱をもったのはそうした結果です。」
ダニリーは息子の成長は、発達障害の子どもたちへの早い段階での療育の開始が効果的であることを示していると言います。
「もし息子のマックスが早い段階からそうしていなければ、まだ色もわからなかったり、円になって座るようなこともできなかったかもしれません。
数週間前に、息子は私の好きな色をたずねてきました。
早期の療育やカメラがなければ、そんなことはできなかったと思います。
4歳になればお互いに質問をしたりするものですが、それまで息子とはこのような会話をできたことはありませんでした。
何を私が言っても、何も返ってこなかったのです。」
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母親のダニリーは、特別支援の高校の先生として子どもたちを見てきました。
「適切なタイミングで療育を受けることができなかった場合についてを、目にしてきました。
早期療育はとても重要です。
子どもが幼いころから行えば、脳はまだ柔軟です。
しかし、療育を行わないでそのままにしておけば、難しい状況になっていきます。」
オーティズム・アウェアネス・オーストラリアのCEO、ニコール・ロガーソンはこう言います。
「子どもの発達に懸念があれば、すぐに療育を受けることができるようにするべきと助言しています。
人生において困難な状況とするものを早期に発見し、迅速に対応することは、その後の人生をはるかに良いものにします。」
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そして、早期療育においては夢中になれることを持つことが重要だと言います。
「スキルを細分化して、教えてあげるのです。
そうして、それを繰り返し練習していきます。」
ニコールは、マックスのカメラについてこう言います。
「マックスの周りの世界をナビゲートするツールになっているのでしょう。
また、発達障害の人たちが世界を違った視点で見ていることを私たちに教えてくれてもいます。
マックスは写真を撮ることで、自分の見る世界が最高に楽しくなっているはずです。」
(出典・画像:豪abc
カメラだったら、どんなふうに世界を見て、どんなことに興味を持っているのかもわかってよさそうですね。
うちの子は、100円ショップできょうだいが買ってきた、おもちゃの「血のりのついた斧」をずっと手にしています。
本当にとても気にっているようです。
うちの子は、いったいどんなふうに世界を見ているのでしょうか。。
発達障害の困難は幼児期過ぎても改善できる

(チャーリー)

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