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発達障害の子と母は今年はついにクリスマス恐怖症を克服した。

time 2018/12/26

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発達障害の子と母は今年はついにクリスマス恐怖症を克服した。

発達障害の8歳のケイラン・リプトロにとって、クリスマスはうれしい、祝いの日ではありませんでした。
ケイランにとっては、ずっと悪夢のようなつらい日でした。
ケイランは、イルミネーションの光を恐れました。クリスマスの音楽も大嫌いでした。
サンタさんのひざの上に乗るなんてありえません。走って逃げていってしまうでしょう。
そのため、母親のジャネットは何年もの間、クリスマスのお祝いをきちんとすることができませんでした。
それは他の3人の子どもには不幸なことでした。
「ケイランがおかしくなってしまうので、ツリーを飾ったこともありませんでした。
他の飾りも、恐怖を感じるようなのでつけることができませんでした。
プレゼントも包装紙を怖がるので、ケイランのプレゼントには包装をしませんでした。
他の子どもたちの包装紙に包んだプレゼントはケイランの目に入らないところに隠しました。
どうして、ケイランがこんなにクリスマスに恐怖を感じるのかわかりませんでした。」
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ケイランの恐怖症は赤ちゃんだった頃から始まっていたといいます。
「きょうだいと一緒に、クリスマスの日に教会などにいくと、ベビーカーの中で大声で泣き叫んでいました。
どうしてかわかりません。」
2歳になるとクリスマスツリーを立てることを嫌がりました。
無理にクリスマスツリーを置くと、部屋に入ってこなくなってしまいました。
「結局、他の子どもたちには、それぞれの寝室に小さなツリーを置くことにしました。
それがいいことだとは思いませんでしたが、そうしなければケイランは泣き叫ぶのです。
ケイランのここまでのクリスマス恐怖症に私にはショックを受けました。
無理に我慢をさせても、本当に恐れていることがわかりました。」
そしてあるとき、
「私はケイランが、順番にものを並べることが好きで、ベージュ色の食べ物しか食べないことに気づきました。」
そして、医師に診断をしてもらいました。
発達障害の自閉症だと診断をされました。
「ケイランの今までのことに納得ができました。
しかし、それでもクリスマスをこんなに恐れる理由はわかりませんでした。」
専門家からのアドバイスを受け、ケイランの状態をより理解できるようになりました。
そして、ケイランが恐れているものに慣れるように取り組んでいきました。
「最初、おもちゃのトナカイをあげました。
その次の歳には小さなサンタの置物、そうして徐々に息子のケイランは慣れていきました。
しかし、サンタさんに慣れるのには時間がかかりました。」
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6歳のときには、ケイランはサンタさんと会うことはできましたが、膝の上に座ることはできませんでした。
そして、
「今回のクリスマスの日はとても喜んでいました。
前日の夜は眠ることなくずっと、プレゼントとサンタさんの話をしていました。
昔は、クリスマスのことが不安で夜を起きていました。
それが、今は幸せになって起きています。素晴らしいです。
もう、他のきょうだいたちのクリスマスプレゼントを隠す必要もなくなりました。
家族みんなでクリスマスを楽しめるのはとてもうれしいです。」
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そう母親のジャネットは言います。
「何年もかかりましたが、ついに息子のケイランはクリスマス恐怖症を克服できたんです。」
英自閉症協会の広報担当者はこう言います。
「クリスマスは素晴らしい時間ですが、いつもと違う光景、におい、光、いつもと違う食べ物など、感覚過敏の発達障害の人にとっては、困難な時間になってしまうことがあるのです。
ジャネットは息子のケイランのペースにあわせて、徐々にクリスマスを楽しい時間にできました。
発達障害の子と家族がつらいだけではなく、楽しむことができたというのを聞けるのは素晴らしいことです。」
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(出典・画像:豪kidspot
うちの子は怖がることはありませんが、家族で楽しい雰囲気でいると、そのうち一人になりたいのかさっと隣の部屋に行ってしまいます。
隣の部屋でくつろいでいるときは表情もおだやかなので、そのままそっとしておきます。
しかし、しばらくすると私のほうが寂しくなって、ついていってしまいます。
発達障害の子の不安と恐怖の克服を助けるVR

(チャーリー)

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