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発達障害のASDとADHDの両方もつ子に有効なゲーム療育研究

time 2019/01/04

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発達障害のASDとADHDの両方もつ子に有効なゲーム療育研究

米フィラデルフィア小児病院の研究チームが、自閉症スペクトラム障害(ASD)と同時に、注意/欠陥多動性障害(ADHD)を持つ子どものための、テレビゲームを用いた医療方法の研究評価を行いました。

“the Journal of Autism and Developmental Disorders”に発表された研究の結果では、デジタル「処方薬」企業のアキリ・インタラクティブ社が開発した感覚と運動の改善を目的とする、テレビゲームによる方法の有効性、実現可能性、そして安全性をEVOプロジェクトと名付けた取り組みで確認することができました。

ASDの子どもの50%にはADHDのいくつかの症状がみられます。

そしてASDの子どもの30%はADHDと診断をされています。

ADHDの子には有効な薬が、そうしたASDとADHDをともにかかえる子どもには効果が低いため、代わりとなる治療方法が求められています。

ASDとADHDをともにかかえる子どもたちは、他のことに気を取られずに意識を向け続ける能力などに関わる認知機能に障害をかかえています。

そのため、子どもが学齢期を過ぎると、この認知機能の障害のためにまわりの人と関わりあいながら日常生活をおくったり、目標を設定したり、達成することに困難をかかえます。

発達障害のASDとADHDの両方もつ子に有効なゲーム療育研究 g2

「私たちの研究調査では、EVOプロジェクトに参加してもらった子どもたちは、親もあわせて満足度が高いものとなっていました。」

そう、米フィラデルフィア小児病院の心理学者ベンジャミン・エリス博士はいいます。

「今回の有望な研究結果にもとづいて、ASDとADHDをともにかかえる子どもたちの新しい治療方法の一つとして、テレビゲームの可能性を引き続き研究を行えることをうれしく思っています。」

テレビゲームによる治療方法の実現可能性についての今回の研究調査は、米フィラデルフィア小児病院の研究者とアキリ社により共同で行われました。

ASDとADHDをともにかかえる9歳から13歳の19人の子どもが参加しています。

結果の判定には、米国食品医薬局(FDA)が承認しているTOVA APIスコアを用いて行いました。

そして、親など子どもを介護している人からのADHDの症状についての報告や、子どものタスクを計画して完了する能力、作業を記憶する能力についての評価も用いました。

発達障害のASDとADHDの両方もつ子に有効なゲーム療育研究 g1

その結果、テレビゲームを使った治療方法が有効なものであると考えられました。

テレビゲームを使った治療方法を行った子どもには、TOVA APIスコアに改善が見られ、ADHDの症状が改善したと親からの報告もあったのです。

今回の研究では、参加した子どもが少ないものとなっていますが、テレビゲームによる治療方法が現実的なものであり、効果が期待できることが示されています。

研究チームでは、テレビゲームによる治療方法の研究を今後も続け、よりたくさんの子どもたちに研究に参加をしてもらうことを予定しています。

(出典:米Science Daily)(画像:Pixabay

ここで利用されているゲームは、一般に販売されているものではありません。

専用に研究開発されているアキリ社(Akili Interactive)によるものです。

一般に売られているゲームやゲームのジャンルについて、それぞれがもつ効果などが、確かなところからリストとして示されたらいいなと思います。

「マインクラフト」であれば、空間認識能力、創造力や集中力を高める。

「フォートナイト」であれば、協調性、そして目標の設定や達成に関わる力をつける。

とか。

「中毒」となるまでやりすぎることは防がなければなりませんが、受け取るだけでなく、楽しく自らアクション、発信することが必要になるので、ゲームはとてもいいはずだと私も思っています。

(2019/3/7 追記 日本経済新聞から)

このアキリ社のアプリ販売権を日本の塩野義製薬が取得したそうです。売上に応じて最大117億円!を支払うそうです。

発達障害の人の助けになっているアニメ、映画、コミック、ラノベ

(チャーリー)

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