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自閉症スペクトラム障害の子が睡眠障害になる可能性は2倍も高い

time 2019/02/12

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自閉症スペクトラム障害の子が睡眠障害になる可能性は2倍も高い
  • 自閉症の子どもは、睡眠障害をかかえている可能性が他の子どもたちよりも2倍以上高いのか?
  • 自閉症の子どもたちが眠りにつくことが難しい理由は何か?
  • 睡眠障害を抱える自閉症の子どもたちに対して、どのようなサポートや対策が有効なのか?

自閉症の子どもは、発達に問題をかかえない子どもや、その他の発達障害の子どもの2倍以上、睡眠障害をかかえている可能性があります。
新しい研究で、そのように報告されています。
自閉症スペクトラム障害(ASD)の2〜5歳の子どもの睡眠にいくつかの要因が大きく影響しているとこの研究を行ったアン・レイノルズ博士はいいます。
ASDの子どもたちは、なかなか眠りにつくことができません。
そのため、眠ることへの不安にも苦しんだり、夜中に起きてしまって夜の恐怖を経験する可能性も高いものとなっています。
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米コロラド大学医学部の発達小児科の准教授であるレイノルズ博士はこう言います。
「ASDの子どもたちと、そうでない子どもでは、眠りについて多くの場面で違いが見られました。」
自閉症の子どもたちが睡眠に苦労していることは知られています。
これまでの研究では、自閉症の子どもたちの半数以上、およそ5人に四人が慢性的な睡眠障害をかかえていることがわかっています。
レイノルズ博士らによる研究チームは、自閉症がどのような睡眠障害に影響しているのかを調べました。
そして、発達障害がない子どもたち、自閉症ではない発達障害の子どもたちとの比較も行いました。
全米の2歳〜5歳までの約2000人の子どもたちが研究に参加しています。
ASDと診断をされている子ども522人、ASDの疑いがある子ども228人、自閉症ではない発達障害の子ども534人、そして発達障害がない703人の子どもたちです。
親たちが子どもの睡眠習慣についての調査票に答えました。
研究チームは調査票を集計し、
自閉症スペクトラム障害(ASD)の子、ASDの疑いのある子、ASDではない発達障害の子、発達障害がない子の4つのグループについて比較を行いました。
その結果、ASDの子が睡眠に問題を抱えるのが、その他の子に比べて2倍にものぼることがわかりました。
ASDの子は、ASDではない発達障害の子どもたちよりも中程度の睡眠障害をかかえている可能性が45パーセント高く、発達障害がない子よりも75パーセント高くなっていました。
ASDの子どもたちは、睡眠についてすべての面で悪いものとなっていました。
自閉症スペクトラム障害(ASD)の子どもは、ある行動から別の行動に切り替えるときに問題を生じてしまう可能性があります。
「睡眠とは大きな活動の変化です。
私たちは、遊んだり本を読んだりしても、眠ることができますが。」
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また、レイノルズ博士はASDの子どもは、注意欠陥多動性障害(ADHD)をかかえていることも多く、これが睡眠に影響を与えている可能性もあります。
また、発達障害の人の支援団体オーティズム・スピークスによれば、ASDの人は睡眠と覚醒のサイクルに問題をかかえており、睡眠ホルモンのメラトニンが少ないといいます。
「睡眠の問題は子どもや家族へ大きな影響を与えます。
子どもたちが起きている間の問題行動を増加させ、注意力も低下させてしまいます。
すでに困難をかかえている子どもたちに、睡眠の問題がさらに困難を与えてしまいます。
また、生理的な問題にもつながってきます。
肥満や免疫機能にも影響を与えます。
そして、子どもの睡眠の問題は家族にも影響を及ぼします。
子どもが夜中に起きだせば、親も起きるからです。」
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「自閉症の子どもの症状はそれぞれに異なるため、睡眠障害もそれぞれ異なります。」
そう、自閉症治療ネットワークの責任者、ドナ・マレーは言います。
つまり、医師や親はそれぞれの子どもについて、個別に睡眠障害の具体的な原因を把握し対応していかなかければならないことを意味します。
「睡眠障害の原因は一つではないかもしれません。いくつかの方法を同時に行わなければならない可能性があります。」
例えば、医師の処方のもとメラトニンのサプリを服用したり、就寝前に心を落ち着かせるような決まりごとを行うことです。
「感覚の違いが原因かもしれない、心が落ち着けないことが原因かもしれない。
そう考える必要があります。
光や音が問題なのかもしれません。
また、自閉症スペクトラム障害のある子には有効な方法でも、別の子にも有効とはまったく限りません。」
この研究は”the journal Pediatrics”に掲載されています。
(出典:米WebMD)(画像:Pixabay
うちの子も眠らないことがよくあります。
夜中の2,3時まで騒いでいます。
ここしばらく乾燥してきたことが原因なのか、身体中かゆがって傷だらけ。
先日皮膚科にいってかゆみをおさえてくれる薬をもらったのですが、それを飲むようになってからはすぐ眠るようになりました。
かゆみはあまり治まっていないようですが、よく眠るようになったのはよかったと思います。
発達障害の子ども向け安全ベッドで家族全員も安心し眠れるように

(チャーリー)


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