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言葉に問題をかかえる自閉症の子たちは音への反応に遅れがある

time 2019/05/13

この記事は約 3 分で読めます。

言葉に問題をかかえる自閉症の子たちは音への反応に遅れがある

ほとんど、またはまったく言葉を話さない発達障害、自閉症の子において、音に対する脳の反応のいくつかに遅れがあることがわかりました。

この反応の遅れが、言語発達の遅れの原因となっている可能性があります。

また、言語療法を必要とするのか医師が見分ける際に役立つものになるかもしれないと、米フィラデルフィア小児病院、放射線科のティム・ロバーツ教授が言います。

ロバーツ教授らによる研究チームは10年以上前に初めて、自閉症の人たちが音の処理に遅れがあることを研究報告しています。

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今回は、脳の電気活動によって作られた磁場、脳磁器活動(MEG)を観測し行いました。

人が音を聞いた後、約50ミリ秒、100ミリ秒の間続く、M50とM100と呼ぶ反応が10ミリ秒から20ミリ秒遅れていることがわかりました。

予期できない突然現れる言葉、「ああっ」などの音へ反応する、ミスマッチフィールドレイテンシー(MMF)と呼ばれる脳の反応についても、約50ミリ秒遅れがありました。

今回の新しい研究は、言葉を話せない子どもについて脳の反応の遅れを確認した初めてのものです。

こうした子どもたちの多くは、認知障害もあり学習も難しい場合もあります。

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ロバーツ教授らの研究チームは、言葉のない17人の自閉症の子ども、59人の自閉症の子ども、自閉症でない34人の子ども、そして知的障害のある6人の子ども、全員およそ10歳の子どもの脳反応を測定しました。

言葉のない自閉症の子どもたちは、M50の反応が、自閉症でない子どもたちよりも約13ミリ秒遅れて、M100の反応は約40ミリ秒遅れていました。
知的障害の子どもたちにも同様の遅れが見られました。

この発見で、認知に関わる問題が引き起こされていることが示唆されます。

「これは、情報の処理が難しいものになっていることを反映している可能性があります。
今回の測定は、言語能力に関わるものです。

しかし、実際には言語に限らず、自分のまわりの世界に対しての反応するのが難しいものになっていると考えられます。」

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研究チームは、次に予期しない音節に対する、MMF反応を調べました。

言葉のない自閉症の子ども9人、言葉を話せる自閉症の子ども27人、言葉に問題をかかえる自閉症の子ども21人、そして自閉症でない子ども27人の脳の反応を測定しました。

MMF反応は、言葉を話せる自閉症の子どもでは約50ミリ秒、言葉に問題をかかえる自閉症の子どもでは約75ミリ秒、言葉の話せない自閉症の子どもでは約100ミリ秒遅れていました。

「処理に遅れがあるため、変わった音があると言葉として理解するのが難しくなります。
会話が難しくなってしまいます。」

(出典:米SPECTRUM)(画像:Pixabay

脳反応の測定から、音に対する反応に遅れがある。

そのため、音の連なりとなる言語に対応するのが難しい。ということです。

そうした特性の理解が、言語発達支援に生かされていけばと思います。

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(チャーリー)

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