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発達障害の写真家が願う。誰もが可能性を追求できるよう支援を

time 2019/06/17

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発達障害の写真家が願う。誰もが可能性を追求できるよう支援を

21歳のアルフィー・ボウエンは、写真を撮ることで人生を変えました。
発達障害で不安障害もかかえるアルフィーは、学校ではずっといじめられてきました。
自殺する寸前だったといいます。
写真が命を救ってくれた。
アルフィーはそう思っています。
現在では、アルフィーの写真はギャラリーに展示されています。
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発達障害と不安障害のためにアルフィーは新しい人とつながることが困難でした。
「私は高機能自閉症です。いつも変人と呼ばれました。
私は、まわりの人との関係を築くことが簡単ではありません。
社会的なスキルが自然には身につかないので、周りの人たちを見て学んできました。
私はとても深く考えることが多いです。
しかし、それを伝えることができません。
今でも、自分の考えていることを言葉にすることが簡単ではありません。
私がずっと闘ってきた困難、恐怖です。
これからもずっと続くはずです。」
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そのために、アルフィーはずっと学校では苦労してきました。
「私が通っていた高校は、生徒が1000人を超えるようなところでした。
一つのクラスには30人の生徒がいました。
一人と話すのにも苦労する私にとってはあまりに多すぎました。
いつも、壁にかかっている時計が学校が終わりになる3時になるのを祈って、座って待っているだけでした。
クラスのことは今でもよく憶えています。
私の周りでは、全く理解できない外国語が話されているように感じました。
学校、クラスに慣れることがまったくできませんでした。
私はすべての人を信頼することができなくなりました。クラスに居続けることができませんでした。」
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そして、アルフィーは特別支援学校へ移りました。
そこでは、成績は優秀で大学への進学にもつながりました。
そして大学では写真撮影を学びました。
卒業すると、趣味ではなくフルタイムの仕事、カメラマンとしてやっていけるようになりました。
野生動物の撮影を得意としています。
写真への情熱が人生を変えてくれたとアルフィーはいいます。
「通常の学校に通っていた頃、私は自殺することを考えていました。
15歳で人生を終わらせようと思ったんです。
その学校では成績もひどいものでした。
しかし特別支援学校で成績は良くなり、大学へ進学することもできました。
写真はずっと好きでした。
それが私の命を救い、写真集を出す有名なカメラマンにまでなることができました。」
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カメラマンとなったアルフィーは、自分の話が発達障害や精神障害の人たちを励ますことにつながってほしいと願っています。
「私たちが私たちらしくいることで、いじめられることは許されないことです。
そして、孤独やまわりの人たちの態度から逃れるために自殺することなんて考えてはいけません。
誰もが自分の可能性を追求できるようにサポートされることを望みます。
私に起きたことがまさにその例です。」
(出典・画像:英DAILY STAR
自分らしくいる。
そうすることが妨げられないことを望みます。それがニューロダイバーシティだとも思います。
昔に比べればそうなってきたように感じます。
ますますそうなることを願います。
発達障害の人の「マスキング」大きな代償が必要なマスクはとろう

(チャーリー)


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