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発達障害の人の「マスキング」大きな代償が必要なマスクはとろう

time 2018/08/20

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

発達障害の人の「マスキング」大きな代償が必要なマスクはとろう
  • 自己表現や行動を調整することで、周囲に好かれようとするのは本当に必要なのか?
  • マスキングとは何か?
  • 発達障害の人がマスキングをする理由や影響は何か?

多くの人がまわりに合わせたり、少し自分の行動を変えることでよい印象を持ってもらおうと考えます。
発達障害の人たちの中には、これをまるでマスクをかぶるようなこと、「マスキング」と呼ぶ人もいます。
まわりに合わせるために、意識して自分の性格や行動を調整するのです。
発達障害の人たちを支援するためのブログを運営しているケイラン・ローズ、ハンナ・モルスワースは、このマスキングやそれによる影響について知ってもらおう、発達障害の人たちに自信をもってほしいとハッシュタグ#TakeTheMaskOff(マスクをとろう)のネットでのキャンペーンを始めました。
発達障害でない人に知ってもらい、発達障害の人が自分らしくいられるようになることを願っています。
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マスキングは発達障害の人たちにとって辛いものであることをローズは説明します。
「発達障害の子どもは、まわりの環境がすでに拷問のようなものです。学校は本当に難しい場所になります。
発達障害の成人は発達障害であることを明らかにすると、仕事に就くことが難しくなったり、解雇されたりすることを恐れます。
そのために、発達障害を隠そうとし疲れてしまって自傷や自殺にまでいたってしまうことがあるのです。」
マスキングをすることは、発達障害の人が発達障害であることを抑えるものです。
例えば、強い刺激に我慢をしたり、無理をして相手の目を見ようとすることです。
可能な限り、状況にあわせて、おかしいと思われない行動を考え、演じているのです。
「痛みを感じるほど、まわりの感覚から刺激を受けていても、それがまわりの人にわからないようにしている発達障害の人もいます。」
マスキングをしている発達障害の人は、まわりの人とのやりとりに、自分がおかしくないかを常に気にして、大きなエネルギーを費やしています。
自分は適切な量の話ができているのか?
自分は間違いがないことを言えているのか?
相手を不快にさせるようなことを言っていないのか?
相手にわからないようにいつも考え、脳の力を奪い、自尊心も失われていきます。
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絶え間なく続く警戒感によって、疲労がたまり燃え尽きてしまうのです。
そうして、自殺につながることもある、壊滅的な結果をもたらすのです。
ネットでのキャンペーンを始めたローズ自身も発達障害です。
マスキングをしていたローズは自殺未遂をしています。
最近の研究では、マスキングを行っている発達障害の成人は自殺リスクが高いことが示されています。
発達障害である人は自殺リスクが高いことがわかっています、マスキングをする人はそれがさらに高くなるのです。
「発達障害の人は、すごい俳優になってしまっていることがあるのです。
しかし、大きな代償を支払っているのです。
発達障害の人は、自分を快適にさせてくれる行動が、他の多くの人には不快になっていることを小さな頃から知っていきます。
そのために孤立したり、除外されたりしてしまいます。
私が受けてきた療育は、そうした私を変更しようとしたものでした。」
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心細く、不安になるほど、マスキングをしたくなるかもしれません。しかし、結局それはメリットがあるとはいえません。
「マスキングをすることで、まわりとうまくやってけるなどのメリットはあるでしょう。しかし、それはとても疲れるもので代償を伴います。
自分が、自分ではない人を演ずることは、精神的にも肉体的にも本当に疲れるものです。
そして、マスキングをしている自分と会っている人は、本当の自分を知ることはありません。」
ローズは発達障害の女の子が、男の子のように診断されにくい理由もマスキングのためだといいます。
女の子に発達障害が少ないわけではなく、マスキングすることが得意なために発達障害と診断されないことが多いのです。
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社会的なスキルを身に着けさせるために、発達障害の子の行動を変えようとする行動療法などは一般的なものとなっています。
しかし、行動を変えようと訓練することはロボットにするようなものだ、と指摘する発達障害の人たちや支援者もいて議論の余地があるかもしれません。
そうした療育を受けてきたローズはこう言います。
「子どもたちに行動療法を行っている親たちに、それは何をしているのか考えてほしい。
行動療法とはマスキングを強制するものです。
それは、潜在的に負の遺産をためこませていると思います。
自分でマスキングをしてもその結果、自殺する人までいるのに、強制的にマスキングをさせた場合にどうなってしまいますか。」
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ニューロダイバーシティを推進しているクリスティーナ・ハルマンは、マスクをとることが、彼女自身の精神的な健康も助けたこと、そして、自分のままでよいことを伝えたくて、このキャンペーンを一緒に行っています。
「私はこのキャンペーンを通じて、自分が自分であることを誇らしく思えるように、応援したいと願っています。
発達障害の人も自分を変える必要なんてありません。
他の人の合わせようとするべきではありません。
発達障害でない人が、発達障害のことを理解すれば、そんな必要はないのです。そうなることを願っています。」
TwitterやFacebookに、ハッシュタグ #TakeTheMaskOff をつけることで、誰もがキャンペーンに参加できます。
キャンペーンは9/10まで行われています。
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(出典:米The MIGHTY)(画像:Pixabay
みんな違って、当たり前。
みんなが違うことが素晴らしく、だから人類も生き残れてきたのです。
誰もがみんながのびのび楽しく生きれることを願います。
うまく対応をしている発達障害の子たちは強い不安を抱えている

(チャーリー)


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