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人とのやりとりを学べる発達支援ゲーム

time 2016/08/19

この記事は約 4 分で読めます。

人とのやりとりを学べる発達支援ゲーム

「シリアスゲーム」は楽しいだけではない、新しいゲームです。

それらは既に教育向け、学習向けに利用をされています。
そして健康、医療の分野でも個人の学習を助けるものになります。

このシリアスゲームは、楽しくて、わかりやすい、というメリットをもっています。
例えば「Re-mission」というゲームでは、子どもが、がんとその処置方法を学び、自分の体の状況や健康の回復に向けての理解を深めます。
発達障害の子どもたちの療育分野にもシリアスゲームは可能性をもっています。
発達障害、自閉症はオーストラリアの人口の1%以上の人が該当していて、年々増加しています。
世界を見渡すと、米国ではもっと比率が高く、68人に一人が発達障害です。

これらの原因はわかっていません。
遺伝、環境、出生前の要因など複数がからみ合っているものと考えられています。

2歳を過ぎると信頼できる診断ができますが、オーストラリアでは発達障害と診断される年齢の多くは4歳頃です。

診断をされると、さまざまな療法がありますが、どれも専門家への申し込みが必要です。
行動療法士、言語療法士、作業療法士。
そして、お金と時間がかかります。

ある研究では、行動を改善するには、幼いうちに行うことが最も効果的だといいます。
少なくとも、1年間は、週に20時間から40時間の療育を受けて。

全ての時間を療法士のところに行けない場合は、家に来てもらうこともできます。

しかし、一回につき100ドルから150ドルかかります。
また多くの療法士は、来てもらえる時間が限られており、多くの家族にとっては難しい時間です。

さらに、オーストラリアの遠い農村部では、ますます難しいものとなります。
飛行機で都市部や地域の医療センターまで行かなければなりません。

 

シリアスゲームがこれを解決する手助けになるかもしれません。

西オーストラリア大学とテレソン・キッズ学院のチームによって新しいシリアスゲームが開発されています。

手に取れる療育ツールを使うのではなく、まず頭のなかで考えて遊べるように考えられたものです。
それは、幼い子どもたちにも、遊びやすいものになります。

「フランキー・アンド・フレンズ」と名付けられたこのゲームは、発達障害の子どもたちが困難をかかえる、人とのやりとりを学べるようにするものです。

発達障害の子どもの気持ちが特定のものに集中しないようにして、人の感情を理解し、人を意識するようにします。

説明などは一切ありません。わずかな単語だけが画面に表示されています。
アイコンや音でゲームの内容を伝えます。

人とのやりとりを学べる発達支援ゲーム g3 人とのやりとりを学べる発達支援ゲーム g2

このゲームは発達障害の全てのレベルの子どもが遊べるように考えられています。
言葉や認知の程度には関係ありません。
そして、発達障害の子どもがもっている知覚や認知機能に合わせて作られています。

発達障害の子どもの視覚には脳の複数の部位が働きます。
発達障害でない子どもにはそのようなことはありません。

このゲームのビジュアルは、そのような発達障害児の知覚に適したものになっています。

このゲームによる効果については、まだ検証中で、今後結果が発表されます。

しかし、研究者たちによれば、短い間でもゲームを行うと子どもたちの顔つきが変わったといいます。

現在、ゲームは4歳から12歳の発達障害の子どもたちによって試されています。

シリアスゲームは、安全な環境で発達障害の子どもたちが新しいことや、今までたびたび困難だったことを学んで練習できるようにする可能性をもっています。

このゲーム開発の最終的な目的は、ゲームで学んだスキルで、実際に現実の世界でのまわりの人とのやりとりができるようになることです。

発達障害の子どもたちが、こういったゲームを行うことによって、難しくて予測しづらい人とのやりとりを行いやすくなるとよいですね。

(出典・画像:豪ABCニュース

 

ポケモンGOが発達障害の子どもたちの助けになっているというニュースはたくさん見ることができました。

発達障害の方に役立つ。ポケモンGO

スポーツもそういうことだと理解しているのですが、ルールがあったり、作られた限られた世界だからこそ、安全を確保することができて、楽しめて、熱中して、その結果、効果がでたり成長したりするのだと思います。

現実世界の難しさを避けることはできませんが、楽しんで、向かっていけるようにする機会が、いろんなかたちでどんどん増えていくのはいいですよね。

(チャーリー)

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