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発達障害の自閉症の人が「てんかん」もかかえるのは少なくない

time 2019/10/27

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発達障害の自閉症の人が「てんかん」もかかえるのは少なくない

発達障害の自閉症とてんかんは密接な関連があるようです。
これまでのいくつかの報告によれば、自閉症の人の多くがてんかんもかかえています。
そのため、この2つの状態を引き起こす、生物学的な共通性があることが考えられます。
なお、てんかんが自閉症の一因になるのか、自閉症の結果てんかんをかかえることになるのか、
そうした関係性の存在については明らかにはなっていません。
2013年に発表された大規模な研究では、6000人近くの自閉症の子どもを対象に調査したところ12.5パーセントがてんかんもかかえていました。
なかでも13歳以上の子どもになると、それは26パーセントになりました。
また、約7000人の子どもを対象とした2019年の研究では、約10パーセントがてんかんをかかえていることがわかりました。
いくつかの他の研究でも、自閉症の人の2パーセントから46パーセントがてんかんをかかえていると報告されています。
これらの数字は米国の一般集団におけるてんかんの有病率、1.2パーセントを超えています。
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そして、てんかんのある人はそうでない人に比べると、自閉症をかかえている可能性が高くなります。
てんかんのある、85000人以上の人を対象にしたスウェーデンの研究では、てんかんのない人に比べて自閉症である人の割合は10倍になっていました。
自閉症の人がかかえるてんかんの症状は特定のものに限りません。
一般的な発作、脳の特定の部位に由来する発作、幼児期の重症のけいれんなどほとんどの種類の発作を起こすことが知られています。
自閉症の人でのてんかんの発症時期には2つピークがあるようです。
幼児期、そして青年期です。
自閉症であり、てんかんもかかえる人の約20パーセントは成人してから初めて発作を起こしています。
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いくつかの研究では、自閉症と知的障害の両方をかかえる子どもは、さらにてんかんも発症する可能性が高いことが示されています。
また、自閉症の女性のほうが自閉症の男性よりもてんかんも発症する可能性は高くなっています。
自閉症である子どもの男女比は3対1です。
それに比べると、自閉症でありてんかんもかかえる子どもの男女比は2対1となっています。
自閉症でてんかんもかかえる人は、運動障害、言語障害、そして退行を起こす可能性も高くなっています。
これまでの研究結果から、自閉症とてんかんについては共通する遺伝的原因があることが考えられます。
2003年の研究では、てんかんに関連する遺伝子と自閉症に関連する遺伝子の間に共通するところがたくさんあることがわかりました。
2016年の研究では、自閉症の人のきょうだいは、自閉症をかかえていなくても、てんかんをかかえることが、そうでない人に比べて70パーセント高くなっていました。
自閉症をかかえる人はてんかんをかかえることも多い。
これを説明する一つの理論に、共通の生物学的な原因があるからと考えるものがあります。
てんかんの特徴は、脳の極端な興奮です。
2003年の研究では、自閉症も脳の興奮と抑制の不均衡から生じる可能性があるといいます。
動物、人間、両方の研究でこの理論を支持するデータがありますが、多くの専門家はその理論に懐疑的です。
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てんかんが自閉症に影響を与えている。その可能性は裏付ける研究結果がいくつかあります。
乳児期に重度のてんかん発作、特に乳児けいれんを発症すると、脳に永続的な影響を与えることが示されています。
また、重度のてんかんを治療する手術を行った場合には、社会的行動と認知についても長期的な改善がみられています。
てんかんと自閉症の関係を調べるために、てんかん発作と自閉症の両方につながる遺伝的な状態といえる結節性硬化症の新生児の健康状態を追跡する研究が現在行われています。
研究チームはこれまでに、0歳のときにてんかんの発作を起こした子どもは発達遅延が起きる可能性が最も高いことを発見しています。そして、これらの子どもが3歳になった時点で自閉症の診断を行うことが予定されています。
また、結節性硬化症の子どもの幼児期のてんかんの発作を予防することで、発達が改善し、その後自閉症と診断をされないようにできるかについても研究が進められています。
(出典:米SPECTRUM)(画像:Pixabay
うちの子は重度の発達障害、自閉症で知的障害もかかえています。
そして、これまで発作を起こしたことは少ないですが、てんかんも少々あるようです。
研究が進み、そうした子ども、そうした方の困難や負担が軽減されることを願います。
自閉症の子は睡眠障害だと便秘が多いなど同時にかかえる症状の研究

(チャーリー)

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