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保険適用に向け進められている米スタンフォード大の自閉症グラス

time 2020/03/29

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

保険適用に向け進められている米スタンフォード大の自閉症グラス

Google Glassは、Googleが期待していたほどのヒット商品にはならなかったと言っていいでしょう。
しかし、米スタンフォード大学の研究チームは、この拡張現実(AR)ヘッドセットを用いた発達障害の自閉症の子どもたちを支援する研究で数多くの功績を築きました。
スタンフォード大学医学部による自閉症グラスプロジェクトはすでに6年間継続して、取り組まれておりこのプロジェクトに参加した子どもたちは、この自閉症グラスをスーパーパワーグラスと呼ぶようになりました。
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自閉症グラスは自閉症スペクトラム障害の人たちが、そうではない人たちと同じように目の前の人の表情から感情を理解できるようにすることを目的としたものです。
Google Glassについてカメラを利用して、カメラに写った人の顔の画像からAIが感情を判断し、Google Glassのスクリーンに絵文字や文字で感情を教えてくれます。
または、Google Glassの骨伝導スピーカーで音声で教えることも可能です。
自閉症グラスは、幸福、怒り、驚き、悲しみ、恐れなど、カメラに映る人の感情を識別できます。
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自閉症グラスを開発した研究チームはこのように述べています。
「ケアを必要とする子どもの数に比べて、対応できる専門家の数は圧倒的に足りていません。
そこで、一人の専門家がより多くの子どもに対応できるようにする必要があります。
そのためには、すべてを専門家に頼るのではなく、本人や両親に手伝ってもらえる方法を作るのです」
現在この自閉症グラスは、米国食品医薬局(FDA)からの承認に向けたプロセスが進んでいます。
承認を得られれば、健康保険負担の対象となり、必要とする人たちが入手しやすくなります。

(出典:米DIGITAL TRENDS)(画像:YouTube)
こうしてかかえている困難に対して、大きく助けてくれるIT技術、AIを見ると本当にうれしくなります。
ますます進展してほしいと願います。
それぞれの自閉症の子の能力レベルを認識し対応できるロボット

(チャーリー)

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