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これまで快適に過ごせた発達障害の人が感じるこれからの困難

time 2020/06/23

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これまで快適に過ごせた発達障害の人が感じるこれからの困難

発達障害の大人にとっては、在宅勤務やソーシャルディスタンスが新型コロナウィルス感染拡大が起きるまで注目されなかったのは不思議なことです。
私のような発達障害の人たちはこれまで、この社会では自分はいつも客人であるように感じていました。
しかし、ここ数ヶ月の間はそうした感じから解放され、コンピュータの画面が守ってくれました。
「私が最も楽しんでいることの一つは、他の人たちが私の生活スタイルにあわせているのを見ることです」
クラウディアはシドニー出身のアーティストで大学生の家庭教師でもあります。
彼女は今年の初めに36歳で自閉症と診断されました。
「世界的な大惨事ですが、私にとっては自分がエイリアンではないと感じられる機会になりました」
発達障害の26歳の学生のアレックスもそれに同意します。
「たくさんの人たちがいて、たくさんの感覚に見舞われる公共の場に行くことがないので、パニックを起こしてしまう心配をしなくてすみました。
予測不能なことを考える必要がなく、安全で快適な自宅で社会参加ができます。
蛍光灯のノイズもなく、他人の電話の声もなく、突然のアラームもなく、予測不能なことがありません」
ビデオ通話で友だちと交流し、スーパーの買物も非接触で配達される、そうしたことが最近は歓迎されてきました。
2018年に発表されたオーストラリア統計局のデータによれば、20万人以上のオーストラリア人が自閉症をかかえています。
発達障害である自閉症は人それぞれに異なる症状を示し、コミュニケーションや他の人との関わり方に影響を与えます。
統計によると、自閉症は女の子と女性よりも男の子と男性のほうがはるかに多いですが、最近の研究では女性と女の子はこれまで診断が十分にされていないことが示されています。
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発達障害であると、まわりの人たちとうまくやっていくことが難しいことがあります。
そのために発達障害の人の多くは、発達障害をかかえているとは見られないように社会的行動を人為的に行い、気まずいとか奇妙だと思われるかもしれない行動を隠しています。
「マスキング」と呼ばれるものです。
「私は、新型コロナウィルスの感染拡大が起きるまで、私の社会に対する不安がどれほどの重荷であるか気づいていませんでした」
そうクラウディアは言います。
「私は普段からかなりアクティブな社交生活を送っていて、友だちも大好きです。
しかし、会う予定の前になると不安になってキャンセルしてしまうことが多く、いつも最悪の気分になってしまいます。
人付き合いに疲れていました。
新型コロナウィルスの感染拡大があってから、私は元気になり心に余裕をもてました。
自分を責める時間も減りました」
もちろん、他の誰もがそうであるように新型コロナウィルスは自閉症の人たちにも不安をもたらしました。
自閉症の人たちが好む、毎日同じように行う、ルーチンに影響を与えたのです。
「私はもともと不安が大きく、用心深い人間なので、曖昧でたびたび変わるルールよりも、明確で決まったルールに従うほうがはるかに楽です」
そうアレックスは言います。
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しかし、自宅で仕事をして画面を介してコミュニケーションを取れることは新型コロナウィルスの感染拡大の間の最大の利点の一つでした。
「私は人との対面ほど不安になることはありません 」
そうクラウディアは言います。
以前は在宅でパートタイムの仕事をしていたアレックスは、柔軟な働き方は、障害を持つ人や介護をする人にとって仕事がしやすくなるといいます。
そして今、企業がより広い労働力にメリットを感じているとも考えています。
それが今後も続くことを期待しています。
「企業や組織が在宅勤務を選択肢として受け入れれば、人々はより多くの就業の機会にアクセスできるようになり、より多くの多様な人を従業員にすることができます」
クラウディアは、より多くの組織が適応する時期に来ていると言います。
「新型コロナウィルスの感染拡大が起きて、在宅勤務やオンライン診療が迅速に導入され、補助金が支給され、それが当たり前になったことには感動しました。
私はこの半年間、大学と一緒に職場の改善計画に取り組んできました。
感染拡大の前にはまだ最終的な計画がまとまっておらず、承認されていませんでした。
このような惨事はあってはなりませんが、しかしそれがあって改善されたのです」
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支援団体の「自閉症啓発オーストラリア」の創設ディレクター、ニコール・ロガーソンはこう言います。
「明らかに、在宅勤務はメリットがあるものでしょう。
発達障害の子を介護する親や発達障害の人が仕事をするにあたって、忙しいオフィスでないほうが良いはずです。
一方で、オンラインのスクーリングは難しいところもありました。
ほとんどの家庭にとっては問題はありませんが、発達障害の子の家庭ではそれは大きな負担がかかってしまうことがあるからです。
異なる学習ニーズをもつ子どもたちに、包括的に対応ができる学校はやはり求められるものです」
オーストラリアでは新型コロナウィルスの感染拡大に伴う外出制限が全国で解除されつつあります。
しかし、アレックスは解除にどう対応していいかわからないといいます。
「解除後は、私が練習していない公共の場での過ごし方を求めます。
私はとても不安です。
すべてのものや人が以前の状態に戻ることを心配しています。
私には戻ることができないからです。戻りたくもありません」
(出典:豪SBS)(画像:Pixabay
自宅学習、在宅勤務、ソーシャルディスタンス等など。
今までと違って苦労したところもあるでしょうが、良かった方も多いはずです。
発達障害などの有無に関わらず。
変化することに困難や不安をかかえる人は少なくないでしょう。
しかし、人も社会も変わるべきときには変わらざるを得ません。
発達障害の人は人類みんなの進化をともに歩んできた違う人たち

(チャーリー)

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