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動物は発達障害の私を決して笑わず、いじめず、喜んでくれた

time 2020/08/19

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

動物は発達障害の私を決して笑わず、いじめず、喜んでくれた

サファリパークで2時間、3頭のサイを間近で見ていました。
楽しそうに草を食べていて、私のことはほとんど気にしていませんでした。
すると突然、3頭が突進し始めました。

それは驚くべき経験でした。
私の心臓はドキドキして、この壮大な動物がギャロップし、うなり声をあげたとき、私の腕の毛は逆立ちました。

幸いなことに、私はカメラのボタンを押すことができました。

私のお気に入りの写真です。「The Charge」というタイトルをつけました。

野生動物写真家としての私のキャリアは、動物への執着から生まれました。
子どもの頃は、ドキュメンタリーを見たり、動物百科事典を読んだり、オンラインで調べたりして何時間も過ごしていました。
動物への愛情は、私が発達障害である自閉症のために疎外されていたもっとつらい時期にさらに強いものとなりました。
私が出会った動物たちは、決して私のことを笑わず、いじめず、いつも私を見て喜んでくれました。

自閉症で育つのは簡単なことではありませんでした。
自閉症のために他の子どもたちと「なじむ」ことができなかったので、私は15歳のときに学校の先生から有意義な人生を送れないだろうと先生から言われたことがあります。

それ以来、私は何もかもを諦め、非常に短気で口が悪くなりました。
そうしたことは私は嫌いでした。
しかし、私はそうしていなかったことが悪かったのだろうと考えたからです。

いじめられた結果、深刻な精神的な問題に苦しみ、何度か自殺未遂をしました。

状況を好転させようと、母は私をイギリスの田舎の中心部にある私立の特別支援学校に苦労していれてくれました。
新しい学校では、私の自信が大きく成長し、それが私の人生を大きく変えてくれました。
私の家族や友人は私を支えてくれました。常に励ましてくれました。

そうして、簡単な道ではありませんでしたが、私は人生の中で自分の天職を見つけたように今は感じています。
私は動物に関係のないことには、興味がなくてもいいと言われました。
庭を探検したり、泥んこになって遊んだり、家で飼っていたたくさんの生き物を観察したりと、雨風関係なしに外でたくさんの幸せな時間を過ごしました。

このような経験が、世界に対する尊敬の念を私の中で育みました。
現代のたくさんのテクノロジーのおかげで、今では多くの子どもたちがそのようなものを失っているように思います。

私の頭の中は動物百科事典になっています。
デビッド・アッテンボローの多くのドキュメンタリー映画の言葉も暗記していました。
それだけでなく、常に私は刺激を必要としていました。
何か別の方法でこの執着心を満足させる方法はないかと探し始めた私は、母の小さなコンパクトカメラを偶然見つけ、野生動物の写真を撮り始めました。
当時私は16歳でした。

コンパクトカメラは、撮影者が自分で絞りやISOを入力したり、手動でフォーカスを合わせたりすることはできません。
自閉症の私は、日陰の森を背景に白鹿を撮影したり、縞模様がぼやけたシマウマを前にして撮影したりと、さまざまなイメージを思い描くことができましたが、コンパクトカメラではそれを現実のものにすることはできませんでした。
2015年のクリスマスに新しいデジタル一眼レフカメラを手に入れるとそれがすべてが変わりました。
それ以来、私は忙しく写真を撮り続けています。

写真が大好きです。
とくに良いのは、撮影した画像を通して自分の感情を表現できるからです。
私は時々、自分の気持ちを表現するのが難しいと感じることがあります。
写真はそのエネルギーの出口を提供してくれます。
感情や経験は良い作品を作るための鍵であり、過去のいじめの経験の記憶や感情が私から離れることはないと思います。
しかし、私はこれらをポジティブな方法で自分の野心のための「燃料」として、また自閉症の人に対して誤った考えをもつ人に、それが間違っていることを証明するために使うようにしていますが、孤独で、寒くて、イライラして、失敗してしまうことも多いです。
人生を通して学んだように、価値のあるものは簡単に手に入りません。

私はイギリス全土の野生動物公園で活動しています。
来年には初めてアフリカを訪れる予定です。
数年前、イギリスのある公園でアフリカゾウと感動的な出会いを果たしました。

しばらくの間、ゾウの目を撮ろうとしていたのですが、やっと撮れた時には背筋がゾクゾクしたのを覚えています。
撮影のために3時間ほど待ちましたが、チャンスが来る保証はありませんでした。
ようやく近づいてきたので、フェンス越しに写真を撮ることができました。
とても感動的な出会いでした。
新型コロナウィルス感染拡大のために、今は野生動物との出会いはあまりありませんが、私は将来に目を向けています。
最高の撮影ができるはずです。

私の目標は気候変動と生息地の喪失によって世界の野生動物が直面している窮状に対する認識を高めることと、自閉症と精神的健康状態に対する認識を高めることです。
これらの重要なメッセージの両方について、素晴らしい世界自然保護基金のチームと協力して行えることを誇りに思っています。
私は世界自然保護基金のアーティスト&インフルエンサーのグループの一員となっています。
取り組みを支持し、将来のプロジェクトや資金調達の機会の計画に貢献しています。関与しています。

サディ・ホワイトロックス

(出典・画像:英METRO

ご苦労されたからこそ、人の気持が良くわかったり、飛躍の糧になることもあるでしょう。

今、苦労していてもずっとそのままではないことを忘れずにいましょう。

自閉症の青年は大好きな動物の動画投稿でみんなを元気にする

(チャーリー)


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