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米ウォルマートが開発し発売。自閉症の子たちを応援する人形

time 2020/12/17

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

米ウォルマートが開発し発売。自閉症の子たちを応援する人形

米ウォルマートの高さ約45センチのプラベートブランドの人形が、インクルージョンを拡大させています。

ウォルマートが “My Life As Autism Advocate” 人形を発表しました。
女の子向けの2つのモデルの予約販売が開始され、男の子向けモデルも後日発売される予定です。

5歳以上の子どもを対象としたこの人形は、赤いベスト、グレーのTシャツ、デニムのフリルスカートを着ています。
アクセサリーには、ゴム製のブレスレット、おもちゃの携帯電話、フィジェットスピナー、ビーニーキャップ、ヘッドフォンが含まれています。

ウォルマートの玩具担当シニア商品開発・調達マネージャーのアンジェリーナ・プリンチヴァリとリサ・ボウマンは次のように説明します。

「My Life Asのブランドは、エンパワーメント、多様性、インクルージョンを示す人形を作ることを目的としたものです。

数年前に、私たちは義足のMy Life As Gymnastを発表しています。
それに対して、一般の人々からの反響の多さには感動しました。

45センチという大きさの人形で、ポジティブな表現をすることの大きな意味を実感しました」

その義足の人形が発表されてから、がんと闘った子どもたちにインスパイアされた人形なども発表されてきました。

「人形をさらに進化させていくために調べると、285人に一人の子どもたちが20歳の誕生日を迎える前にがんと診断されていることを知りました。

このような幼い子どもたちが直面する厳しい戦いを理解し、困難な時期を乗り越えるための前向きになれる人形が必要だと感じました。

私たちの人形への反応はすぐにありました。

がんとの戦いに直面している子どもたちや親たちから数え切れないほどの反響があっただけでなく、がんと闘っている子どもたちに何百体ものこの人形を購入し届けたアイルランドの支援組織があったことなども知りました」

そして、最近の2年間、ウォルマートのデザインチームは自閉症の子どもたちを応援する人形の開発に取り組みました。

「私たちは、自閉症の人たちとつながれる人形の必要性を認識していました 。

私たちは、自閉症の子どもや自閉症のきょうだいや友だちを持つ子どもたちに、彼らを代表する人形を提供したかったのです。

この人形の開発には2年の歳月がかかっています。

事前に広範囲にわたる調査を行い、人形がちょうど良いものになることを確認しました。

それから、私たちは人形の開発に必要な知識と洞察力を得るために、自閉症のセラピストだけでなく、自閉症のコミュニティ内の複数の個人と話をしていきました。

この自閉症の人たちを応援する人形が、自閉症の子どもたちへの理解と受容を広めることに貢献することを私たちは願っています」

この人形は、米国ではwalmart.comで予約注文が可能で1月から店頭でも販売される予定です。

(出典・画像:米the toybook

こうした人形で遊んでもらえれば、特別な存在ではなくもっと身近な存在と自然に思ってくれるでしょう。

そして、理解と受容が確かに広がるはずです。

発達障害の高校生が発達障害の子どもに作る「重いとかげ」

(チャーリー)


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