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「自分を表現することが快適に」発達障害の人にとってのネット

time 2021/04/17

この記事は約 4 分で読めます。

「自分を表現することが快適に」発達障害の人にとってのネット

米バージニア大学教育・人間開発学部のミカ・マズレック准教授は15年前に臨床心理士の仕事を通じて、発達障害の自閉症スペクトラムの若者や大人の生活におけるテクノロジーの役割に興味を持ちました。

当時、オンラインゲームの人気が高まっており、彼女が担当していた10代の若者の多くはとくに夢中になっていました。

マズレック准教授は10代の若者やその家族から生活におけるスクリーンメディアの役割について、良い面と悪い面の両方について多くのことを学びました。

そして、自閉症スペクトラムの子どもと大人の生活におけるスクリーンメディアの役割をより深く理解するために研究を始めました。

マズレック准教授たちは、調査、実験、質的インタビューなどさまざまな方法を用いて、ビデオゲームやソーシャルメディアに対する彼らの考え方や経験を詳しく調べました。
現在、世界的なパンデミックにより、人々はこれまで以上に家の中やスクリーンに閉じこもっているため、これらの研究から得られた知識はかつてないほど重要なものとなっています。

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マズレック准教授にインタビューを行いました。

Q. 研究から得られた主な発見は何ですか?サプライズはありましたか?

A. いくつかの研究でわかったことの一つは、オンラインゲームやソーシャルメディアが、自閉症のティーンエイジャーや大人にとって重要な社会的つながりを提供するということです。

108人の自閉症の大人を対象にしたある研究では、ほとんどの人が社会的なつながりを得るためにソーシャルメディア(Facebookなど)を利用しており、ソーシャルメディアの利用はオフラインの友人関係とも関連していることがわかりました。

また、ソーシャルメディアを利用することは、オフラインでの交友関係にも関係することがわかりました。

「自分を表現することがより快適になった」

そう伝える人がいました。
また、ソーシャルメディアを利用することで、

「身体的あるいは会話中の合図を気にすることなく、他者とつながることができる」

と伝える人もいました。

別の研究では、自閉症の大人に生活の中でのビデオゲームのポジティブなネガティブな側面について伝えてもらいました。

ゲームをする理由として、ストレス解消や娯楽のほかに、多くの人が、マルチプレイヤーゲームが友人との出会いや交流の機会を提供し、社会的な接点となることを挙げていました。

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Q. 自閉症の10代の若者を持つ親にとって、ソーシャルメディアの利用に関する重要なポイントは何でしょうか?
何かコツはありますか?

A. ソーシャルメディアやその他のオンライン・プラットフォームは、自閉症の10代の若者が友人や家族、コミュニティとつながるための素晴らしい手段となります。

アイコンタクト、声によるコミュニケーション、非言語的な社会的合図を必要としないオンラインフォーマットは、より快適な交流、関心事の共有、自分の考えや感情の表現を可能にします。

しかし、ソーシャルメディアの利用が他の活動や責任の妨げにならないように、ティーンエイジャーが健全なバランスを保てるように、親はサポートすることが重要です。

Q. パンデミックが自閉症の10代の若者のソーシャルメディア利用にどのような影響を与えたと思いますか?

A. 今回のパンデミックではつながりを保つために、誰もがテクノロジーに頼らざるを得ませんでした。

明るい兆しとしては、ソーシャルメディア、ビデオ会議、テキスト、インスタントメッセージなど、オンラインでつながったり、遊んだり、関わったりするための新しい方法を、よりクリエイティブに考えられるようになってきたことでしょうか。
また、自閉症の10代の若者やその家族にとっては、多くのサービスやサポートが遠隔医療によって利用できるようになったことも明るい兆しと言えるでしょう。

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Q. 研究の後で、何か注目していることはありますか?
また、今取り組んでいることの中で、ワクワクするようなことがあれば教えてください。

A. TikTokやYouTubeなどの動画共有アプリの人気の高まりや、Discordのようなゲーマーに人気のアプリなど、ここ数年でテクノロジーの進歩がますます進んでいます。

これらのプラットフォームは、人と人とのつながりやコミュニティ意識を醸成するのに最適な方法であり、神経多様性の声を高めるためのフォーラムとしても機能するかもしれません。
今後の研究では、テクノロジーを活用して、より快適でインクルーシブな空間を作ることに興味を持っています。

(出典:米バージニア大学)(画像:Pixabay

ネットを通じたほうがコミュニケーションしやすい。

そう思う人は発達障害の人に限らないはずです。

無理にそうする必要がなくても、会いたくもない人でも、対面が当たり前であった時代。

それが終わるのは、私もうれしく思います。

ソーシャルメディアが発達障害の私を世界や社会へ導いてくれた

(チャーリー)

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