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自閉症の子は生後6カ月で脳の視覚処理領域に明らかな差異。研究

time 2022/05/28

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自閉症の子は生後6カ月で脳の視覚処理領域に明らかな差異。研究

米国立衛生研究所が資金提供した研究によれば、生後24カ月で自閉症スペクトラム障害(ASD)と診断された乳児は、生後6カ月の時点で脳の視覚処理領域に明らかな差異がありました。

研究者らは、視覚処理の障害は、乳幼児が周囲の世界をどのように見ているかを妨げ、養育者や環境との関わり方や学習方法を変化させる可能性があると推論しています。
このような早期の変化は、さらなる脳の発達に影響を与え、ASDの症状に関与している可能性があります。

この研究は、米ノースカロライナ大学医学部チャペルヒル校のジェシカ・ギロルト博士らによって行われたものです。American Journal of Psychiatry誌に掲載されています。

この研究では、ASDと診断された兄姉をもつきょうだい384組について調査しました。
研究チームによる以前の研究では、兄や姉がASDの特徴をより強く持っている場合、年下のきょうだいがASDを発症する可能性が高いことが判明しています。

研究者らは、生後6カ月、12カ月、24カ月のきょうだいの脳に対して、磁気共鳴画像法(MRI)によるスキャンを行いました。

ASDだと後になって診断された89人のきょうだいのうち、兄妹に重度のASD特徴がある場合は、発話、思考、感情、読み書き、学習を司る大脳の体積と表面積が大きく、物を認識するのに重要な視覚野の部分の表面積が大きくなっていました。
一方で、脳の左右の視覚野をつなぎ、視覚的注意に関与する脳梁膨大部の結合は未熟でした。

(出典:米国立衛生研究所/米国立小児保健発達研究所)(画像:Pixabay

うちの子も、赤ちゃんの頃から視線、視点が違うなと印象をもったことを思い出します。

異常な見かたをする生後9カ月以上の赤ちゃんは自閉症の可能性

(チャーリー)


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