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「話せない自閉症の息子にはメニューもくれない」両親が開店

time 2023/06/17

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「話せない自閉症の息子にはメニューもくれない」両親が開店

おいしいスイーツを提供するだけでなく、自閉症やその他の障害を持つ子どもたちと家族が歓迎される場所になろうと新しいお店が米ニュージャージー州にオープンしました。

オーナーの、エイミーとカール・ファミアノ夫妻は、自分たちの家族の経験から息子の名前にちなんで「ブランドンのパンケーキとアイスのお店」をオープンしました。

これまでずっと、自閉症で言葉を話さないブランドンが、家族と外食するときに見過ごされたり、取り残されたりすることがよくあった。
そう、特別支援教育の教師でもあったエイミーは言います。

「お店の人は、息子が字を読めないと思って、メニューを渡してくれませんでした。
息子は、多くの人に囲まれているのに、見向きもされず見過ごされるのです」

オープンしたお店は、ブランドンの「場所」にすることが目標です。
将来は、このお店の経営もブランドンにしてほしいと願っています。

店内の装飾からメニュー、教育されたスタッフまで、食事の体験を障害のある人がより楽しめるように細部にまで気が配られています。

たとえば、「メニュー」は2種類用意されています。
通常のメニューの他に、ラミネート加工された「ピクチャーメニュー」が用意されています。
商品の画像が掲載されているもので、言葉を話せない人が注文するときに、商品を指差したり、ペンで丸を付けたりすることができます。

「3歳のお子さんもこれなら注文することができるので、レストランでの注文のしかたを教えることにも使えます」

カウンターには自閉症を意識したパズルのピースが置かれており、多くのお客さんがすでに名前を書いています。
バスケットには感覚を刺激するフィジェットがたくさんあり、料理を待つ間や席に着くまでの間、あらゆる年齢の人が遊んだりできるようになっています。
また、店内がうるさくなった場合は、ノイズキャンセリングヘッドフォンを借りることもできます。
ここでは、スタッフもお客様を心から歓迎し、安心させることができるといいます。

また、障害のある人を雇用することも使命にしています。
25歳になったブランドンは、今では皿を片付けたり、銀食器を整理したり、働いています。

地元の学校とも提携し、自閉症やその他の障害を持つ高校生が職業経験を積み、生活や料理のスキルを身につけられるように、有給の仕事も提供しています。正社員になることもあります。

ビジネスは盛況で「予想以上にうまくいっている」と父親のカールは語っています。

(出典・画像:米nj.com

どうせ言ってもわからない、説明してむムダ、そんな意識がなくても無意識に、他の人とは同じように相手にしない。

できるかぎり、そんなことはしないで頂きたいです。

話すことができない、意思表示が難しい、そうであるだけと認識して頂きたいです。

レストランで自閉症の息子が迷惑をかけた男性が私たちにしたこと

(チャーリー)


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