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私にとって、自閉症は「障害」。そう思うことも否定しないで

time 2023/08/02

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

私にとって、自閉症は「障害」。そう思うことも否定しないで

私には障害があります。
それは自閉症です。

障害という言葉は悪い意味ではありません。
それはただ、人間としての一つの側面であり、私たち全員が一生の中で経験するものです。
腕を骨折するような一時的なものもあれば、自閉症のような長期的なものもありますし、老いによるものもあります。

自閉症を誇りに思うことは大切です。
しかし、自閉症を障害として認識しないで、「違っている」や「すごい能力」といった言葉をそれに使うことは、他の障害を持つ人たちにとってどう映るでしょうか?

障害をもつ人たちはすでに社会的に不遇な立場にあります。
だからこそ、内輪での争いは避けるべきです。

あなたが自閉症の人として自分の自閉症を障害と考えないのは、まったく構いません。
それはあなたの視点や経験であり、尊重されるべきです。

しかし、客観的な観点から見れば、自閉症は障害です。

自閉症は個人や家族にとってとても厳しいものであり、スペクトラムのどの位置にいようとも、困難な状況に直面することがあります。

私にとっては、自閉症は最大の敵であり、同時に最大の味方です。
私には超能力のような一面もありますが、同時に弱点でもあります。
私たちは障害を含む人間の全体像を受け入れる必要があります。
苦労を無視して自己賛美だけに目を向けると、自己のアイデンティティが崩壊してしまいます。

自閉症の人たちの多くの苦しみは、社会的な問題や支援不足、認知度の不足から生じるものです。
それは他の障害にも同じことが言えます。
社会はまだ包括的で公平でアクセス可能な場所ではありません。

社会から離れて生活しようと思っても、自閉症に起因する、避けられない困難があります。
社会との関わりがなくても、私たちは感覚があるからです。
感覚は、自閉症の人々にとっては難しくなるものであり、処理ができなくなることもあります。

だからこそ、時間やエネルギーを無駄にして、自閉症の人たち同士で論争するべきではありません。
世界で最も大きな少数派である障害者には理不尽なことが多くあります。
だからこそ、進歩を遂げるチャンスを逸してはいけません。それが個人や家族の未来を大きく変えるからです。

自閉症は「障害」です。

もし自分がそうでないと思うなら、それでかまいません。
ただし、他の人の代弁者にはならないでください。
他の人の経験を否定することは、理解と受け入れの対極にある行為です。

(出典:米Psychology Today)(画像:Pixabay

まったく同意です。

みんなそれぞれ違います。

そう思われていても、代弁者にはなれませんので。

発達障害当事者の私が思う「ニューロダイバーシティ」の問題点

(チャーリー)


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