発達障害のニュースと障害者のハンドメイド

自閉症と学習障害の男性が大学講師に「私の経験を共有したい」

time 2023/03/08

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

自閉症と学習障害の男性が大学講師に「私の経験を共有したい」

英国のバンガー大学が、自閉症と学習障害を持つ男性を初めて大学名誉講師に任命しました。

ポール・テイラーは、学生に対して定期的にプレゼンテーションを行い、面接や学術論文の作成に協力します。
知的障害もある35歳のポールは、自身の個人的な経験を学生に伝えることを大学で始めます。
ポールは、英国の大学で学術チームの一員となった初めての学習障害者にもなりました。

「私は、私の個人的な人生と学習障害や自閉症と一緒に暮らすことの個人的な経験についての私の物語を共有したいと思っていました。
学生たちに知的障害と共に生きることがどんなことなのかを理解してもらい、学習障害をもつ人との関わり方を改善し、彼らの気持ちやニーズへの理解を深めてもらいたかったのです」

ポールは、2013年に開催されたスペシャル・オリンピックではウェールズのサッカーチームの一員でした。

ポールは2019年から、自分の経験を人に伝える活動をはじめました。
バンガー大学もすぐに、医学部や健康科学部の取り組みともっと密接に連携できる可能性があるとわかりました。
そして、2022年12月に正式に名誉講師となりました。

「病院での経験、スポーツの経験、精神衛生上の経験について教えています。
これから新型コロナウィルスでの経験についても話したいと思っています。

これまでに、70〜80人の生徒がいる部屋で話したこともあります。
話すのは楽しいし、この人たちの前で話すと自信がつくので気分がいいんです。

私は新しい人々に会うのが好きです。
なので、私は本当に講義を楽しんでいます。
私はそれが学生たちが病院やコミュニティで患者を診るようになったときに、役立つものだと感じています」

ポールの講義の準備と実施に密接に協力している同大学のヘルスケアサービス講師、ルース・ウィン・ウィリアムズ博士は、ポールを「チームのすごい一員」だと言います。

「学生に講義をするだけでなく、ポールは学会に出席し、学術論文の発表も手伝います。
また、新入生の面接会やオープンデーの手伝いもしています。

しかし、私たちがするべきことは、ポールがもっているものを引き出す方法をもっともっと見つけていくことです。
ポールから学ぶために、私たちにはまだまだやるべきことがあります」

(出典・画像:英BBC

すばらしいですね。

「違っている」から学べることがあります。

「当事者」だから知っていることがあります。

発達障害や知的障害の子たちが大学で医学部の学生に教える機会

(チャーリー)


たーとるうぃずを「いいね!」をする。フォローする。

その他の最新の記事はこちらから

最近の人気記事

福祉作業所で障害のある方々がひとつひとつ、心をこめて作り上げた良質なハンドメイド・手作りの品物をご紹介します。発達障害の関連ニュースや発達障害の子どもの4コマ漫画も。
気に入ったものはそのままamazonで簡単にご購入頂けます。

商品を作られた障害のある方がたーとるうぃずやAmazonに商品が掲載されたことで喜ばれている、売れたことを聞いて涙を流されていたと施設の方からご連絡を頂きました。

ご購入された方からは本当に気に入っているとご連絡を頂きました。ニュースや4コマ漫画を見て元気が出たとご連絡を頂きました。たーとるうぃずがますます多くの方に喜ばれるしくみになることを願っています。


NPO法人Next-Creation様からコメント

「たーとるうぃず様で販売して頂いてからは全国各地より注文が入るようになりました。障がい者手帳カバーは販売累計1000個を超える人気商品となりました。製品が売れることでご利用者の工賃 UP にもつながっています。ご利用者のみんなもとても喜んでおります」

テキストのコピーはできません。