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知的障害者の私が経験してきたこと、私なら絶対に使わない言葉

time 2022/11/01

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

知的障害者の私が経験してきたこと、私なら絶対に使わない言葉

エラ・ダーリンは、バカにされることにうんざりしてきました。
利用される、本質的に無視される、「変な人」と書き立てられることにもです。

27歳のエラは、知的障害者協議会のプロジェクトワーカーとして働いており、障害者王立委員会で証拠を提出したこともあります。

知的障害者としてどのように扱われたいか、聞いてみました。
すると、エラは次のように答えてくれました。

私のまわりには、どのように振る舞えばいいのかわからない人がよくいます。
いろいろな意味で。

ある人は、私を利用しようとします。
お金のことではよくあることです。

あるとき、人前で何かをするのにいくらお金が必要か考えていたら、誰かが助けてくれると言って、必要なお金だけを渡して、残りはとっておくと言われたことがあります。
でもそれは、私のお金です。

他の人は、私と関わろうともしないんです。
先生にもそういう人がいました。

高校時代、みんなが歴史や数学の授業をしているときに、私に塗り絵とクレヨンを渡して、「ほら、塗り絵をしなさい」と言う先生がいました。

私はそのとき、17歳でした。
私に教えようとするよりも、私に色を塗らせる方が簡単だと思ったのでしょう。

私は塗り絵をしたくない、他の人と同じように勉強したい言いましたが、何も変わりませんでした。
私が学びたいと言っていることを認めてくれませんでした。

ある人は、私のことを変だと思って避けて、付き合いたくないと思っていました。
他の人は、私のような人と接するには親切にするしかないと思っているので、何にでも親切のしすぎでした。

私は、自分がコミュニティで必要とされていると感じたいのです。それだけです。
赤ちゃん扱いされるのが嫌です。
普通に接してほしいと思っています。

私のような人間も、同じように人間関係を築きたいし、仕事では尊敬をもって扱われたい。
尊敬の念を持ったサポートを望みます。

「バカ」などと言われるのも嫌です。
私はこれらの言葉が嫌いです。
汚い言葉です。

昔は、これらの言葉がよく使われていましたが、今はもっと理解されてきました。
なので、よりよく行動してほしい。

私が怒っているときには、人々はこれらの言葉を使いました。

その言葉を使う前に、その言葉がどんなに傷つけるのか考えてほしい。

私のことを「バカ女」などと呼ぶのではなく、5分ほど外を歩いて、一息ついてから戻ってきて、問題に対処してくれたらと思います。

もし、私が知的障害のある人と問題があったとしても、そのような言葉は絶対に使いません。
何が問題なのかを説明し、一人の人間として扱います。
「バカ」なんて言いません。

多くの人が、知的障害者には価値がない、尊敬に値しない、と思っているようです。
しかし、それは真実ではありません。
だから私は、つらくても声を上げるのです。
知的障害者がより良く扱われることを望んでいるからです。

(出典・画像:豪abc

うちの子は重度の自閉症です。話すこともできず、知的障害もあります。

原因もわからず突然大声で泣き叫んで走り回るようなときには、私も頭に来て、どうせ言っても理解できないのだからと、傷つけるようなひとことを言ってしまうことがあります。

いつも後からひどく後悔して、何度も謝ります。

自分でも、もうそんなことは言いたくありません。

他の人にうちの子がそんなことを言われたら、私は激怒します。

与えてくれる、嘘がないニコニコした笑顔は何よりの宝、私に力をくれます。

私にとっては、喜びを与えてくれる、誰よりも尊重するべき人に間違いありません。

知的障害の人がかかえる絶望感をまわりはわかっていないのかも

(チャーリー)


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