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誤った考え「ワクチンが自閉症の原因」で麻疹が流行。米国

time 2024/06/10

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

誤った考え「ワクチンが自閉症の原因」で麻疹が流行。米国
  • MMRワクチンは自閉症を引き起こしますか?
  • 麻疹ワクチンを接種すべきかどうか心配です。安全ですか?
  • 麻疹の感染経路や予防方法について知りたいです。

アメリカ全土で麻疹(はしか)の症例が増加し、MMR(麻疹、おたふくかぜ、風疹)ワクチンの接種率が低下しています。

新たな調査によると、アメリカの成人の4人に1人は、MMRワクチンが自閉症を引き起こすという主張が誤りであることを知らないと報告されています。

疾病予防管理センター(CDC)は、麻疹ワクチンと自閉症の発症が関連している証拠はないと述べています。

しかし、アメリカの成人の24%がこれを受け入れておらず、「その声明はあまり正確ではない、または非常に不正確だ」と回答しています。
さらに3%の人々は確信が持てず、米ペンシルバニア大学のアーネンバーグ公共政策センター(APPC)による調査で明らかになりました。

調査によると、約四分の三の人が「MMRワクチンが自閉症を引き起こす」という話を「ある程度正確だ」とか「非常に正確だ」と感じています。

これは、2018年10月のAPPCがNORCに委託した調査と一致しており、アメリカ人のかなりの数が誤ったつながりを信じているか、何が正しいのかを知らないことを示しています。

この誤った考えは、1998年のランセット誌に掲載されたアンドリュー・ウェイクフィールドによる、その後撤回された論文に由来します。

アーネンバーグ公共政策センターのディレクターであるキャスリーン・ホール・ジェミソンはこう言います。

「MMRワクチンが自閉症を引き起こすという誤った信念は、特に最近の麻疹症例の増加を考えると問題となっています。
私たちの研究では、MMRワクチンが自閉症を引き起こすという信念が、麻疹ワクチンの接種をためらうだけでなく、一般的なワクチンの接種へのためらいにも関連していることを一貫して示しています」

今回の新たな調査結果も、2021年から2023年のAPPCの調査結果と一致しています。

これらの調査では、9%から12%の人々が、麻疹、おたふくかぜ、風疹などの病気に対する子供向けワクチンが自閉症を引き起こすと「たぶん本当」または「絶対に本当」と考えており、17%から18%の人々はそれが真実か偽りか確信が持てないと答えました。

最新の調査では、2024年4月18日から24日にかけて、1,500人以上のアメリカ成人を対象に、麻疹の感染方法、症状、妊娠中の人々に医療専門家が麻疹ワクチンの接種を推奨しているかどうかについて質問しました。

米国疾病管理予防センター(CDC)によると、麻疹の活動は全世界およびアメリカ国内で増加しています。

2024年5月30日現在、アメリカでは21の管轄区で146件の麻疹症例が報告されており、そのうち11件は3件以上の関連症例からなるアウトブレイクです。
2020年1月1日から2024年3月28日までに、CDCには338件の確認症例が通知され、そのうちのほぼ3分の1(97件、29%)は2024年第一四半期だけで発生し、2020年から2023年の第一四半期の平均症例数の17倍に上りました。

患者の中央年齢は3歳で、大多数の症例は未接種者または接種状況が不明な患者で発生しています。

パンデミック中にアメリカ合衆国の幼稚園児のMMRワクチン接種率が下がったと疾病予防管理センター(CDC)は報告しています。

「麻疹の流行がワクチン接種率の低下の中で増加」

2023年11月のJAMAネットワークの見出しに記されました。

今回の研究調査でわかった、人々の麻疹の知識は次のようなものでした。

  • 麻疹の感染経路
    調査に答えた多くの人々は、麻疹がどのようにして感染するか、またしないかを理解しています。
    約6割(59%)が、麻疹は咳やくしゃみを通じて、また触れた表面から手を通じて鼻や口、目を触ることで感染すると正しく答えました。
    麻疹は保護されていない性接触から感染することはありませんが、調査に参加した人々の5人に1人以上(22%)がこれが感染経路だと誤解しています。
  • 麻疹の潜伏期間
    麻疹に感染した人が発疹が出る前にウイルスを広めることができる期間について、正確に知っている人は非常に少ないです。
    10人に1人以上(12%)が、発疹が出る4日前から感染が広がると正しく推定していますが、同じく12%の人々がその期間が1週間だと推測しています。
    調査に参加した人々の過半数(55%)は確信が持てないと回答しました。
  • 妊娠中の麻疹の合併症
    調査では、妊娠中に麻疹に感染した場合の可能な合併症を選んでもらいました。
    10人に4人未満が正しく(下記青色)、妊娠中に麻疹に感染すると低出生体重の赤ちゃんを出産するリスク(38%)、早産のリスク(37%)があると特定しました。
    一方、糖尿病(7%)、視力のぼやけ(11%)、死亡(12%)が妊娠中の麻疹により起こり得ると誤って示す人も少数ですが存在しました。
  • 妊娠中の麻疹ワクチン接種(MMR)
    多くの人々(57%)は、妊娠中の人が既にワクチン接種を受けていない場合に麻疹ワクチンを接種すべきかどうか確信が持てません。約3分の1(32%)が、医療専門家が妊娠中の人にワクチン接種を推奨していると誤解しています。
    正しくは、医療専門家は妊娠中の人にこのワクチンを推奨していないと知っているのは12%だけです。
    これは、麻疹ワクチンが生きた弱毒化されたウイルスを使用しているためです。
    CDCは「MMRは安全で効果的なワクチンであるが、生ワクチンであるため、赤ちゃんに理論的なリスクがある」と述べています。CDCは、その人が子供の頃に麻疹、おたふくかぜ、風疹に対してワクチン接種を受けていない場合、妊娠する1か月以上前にMMRワクチンを接種することを推奨しています。

この調査データは、2021年4月に最初に組織された全国代表サンプルの1,522人のアメリカ成人を対象に、アーネンバーグ公共政策センターがSSRSという独立した市場調査会社に依頼して行われたものです。

(出典:米ペンシルバニア大学アーネンバーグ公共政策センター)(画像:たーとるうぃず)

誤った知識は、子供の命も危険にさらします。

正しい知識をもってください。

不安に思ったら、正しい医療機関からの情報に頼ったり、相談されてください。

「自閉症の人の増加はワクチンが原因」これは誤り、事実ではない

(チャーリー)


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