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これまでにわかっている「自閉症の原因ではない」3つのこと

time 2022/09/04

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これまでにわかっている「自閉症の原因ではない」3つのこと

自閉症の人の割合は増加しています。
専門家たちはその理由を完全に理解しようと躍起になっています。
そして、これまでに何が自閉症を引き起こさないかということはわかっています。

米国疾病管理予防センター(CDC)によれば、約44人に一人の子どもが自閉症です。
自閉症の子どもは以前よりも増えています。
2000年代初頭、CDCは約150人に一人の子どもが自閉症であると報告していました。
2004年には125人に一人、2008年には88人に一人と報告しています。

現在の親は過去の親よりも、自閉症の子をもつ可能性は高くなっています。
自閉症の原因は何なのでしょうか?
米テキサス大学マクガバン医学部小児科の准教授、キャシー・グーテンターク博士はこう言います。

「誰もがこの増加の原因を知りたいと思っています。
何がこのような変化をもたらしているかについては議論がされています。

本当に自閉症の子どもが増えているのか、
それとも、診断がうまくできるようになっただけなのか。

また、自閉症と診断される人の範囲を広げたから、数が増えているのでしょうか?」

これらの自閉症率の変化の理由はまだわからないといえます。
多くの人がいろいろな考えをもっていても、研究者によって自閉症の原因にならないことは示されています。

誤って信じている人がいる、「自閉症の原因ではない」3つのことを紹介します。

g1 これまでにわかっている「自閉症の原因ではない」3つのこと

■ ワクチンは自閉症の原因ではない

ワクチンが自閉症の原因であるという誤った情報は、「非常に有名なイギリスの医学雑誌」であるランセット誌の1998年の記事に端を発しています。
しかしそれは、繰り返し否定されてきたとグーテンターク博士は言います。
実際、この研究の著者であるアンドリュー・ウェイクフィールドは、同僚たちとともに「MMR(麻疹、おたふく、風疹)ワクチンと自閉症の間に因果関係があると主張」し、医師免許を剥奪されました。

「この研究には大きな欠陥があることが判明しています。
全部が詐欺でした。
ランセット誌がその論文を撤回するまでにはかなりの時間がかかりましたが、2010年に撤回されました」

それでも、その論文は広く公表され、親たちのワクチンに対する信頼に本当に壊滅的な影響を与えました。

ワクチンが自閉症の原因ではない。
その証拠は、このウェイクフィールドの研究の欠陥だけではありません。

「医学界は、確かにワクチンとの相関関係はないことを確認するために、何千人もの人を対象に研究を行い、何千人もの人たちのデータを調べ、多大な労力を費やしました。
これは、世の中で最もよく研究された問題のひとつです。
研究によって、ワクチンと自閉症の間に有意な相関関係はないことが繰り返し判明しています」

もし、まだ予防接種を受けさせることに不安を感じているのであれば、信頼できる小児科医に相談し、決断することをお勧めします。

「予防接種をしないことは、重大な影響をもたらす選択です。
予防可能な危険な病気に対してあなたの子どもにワクチン接種させないことによって、あなたの子どもを予防可能な病気の危険にさらすのです。
子どもの健康に影響を与えます。
予防可能な病気の重症化、入院、死にもつながる可能性があります」

g2 これまでにわかっている「自閉症の原因ではない」3つのこと

■ 子育てが悪くても自閉症の原因にはならない

悪い子育てが自閉症を引き起こすという間違った考え方は、1940年代に生まれました。

「児童発達の専門家は、自閉症が何であるかを解明しようとし始めたばかりでした」

研究者たちは、子どもの社会性や発達の違いを、養育者、とくに母親のせいにしました。

「この母親は子どもの面倒をよく見ていないに違いない、感情的に温かく敏感でないに違いない、と人々は思い込んでいたのです。
非定型発達の子どもたちに最善を尽くしていた親たちが、子どもが発達障害であると判明することで、さらに非難されるのは、悲惨でした」

時が経ち、悪い子育てが自閉症の原因ではないことを理解する人は増えてきたようです。
しかし、自閉症の子の親は、子どもが人前で自閉症によるパニックを起こしたときなど、自分の子育てに後ろめたさを感じることはまだあるかもしれません。

g3 これまでにわかっている「自閉症の原因ではない」3つのこと

■ 出産に関わる状況だけで、自閉症になることはない

これまでの研究で、遺伝が自閉症に強い役割を果たしていることが示されています。

「主に遺伝子から誕生までのプロセスで起きる問題です。
おそらく子宮内や発達のごく初期に起こることであるというのが現在のコンセンサスです」

研究者たちは、自閉症が約80パーセントの確率で遺伝的要素を持つことを発見しています。

「しかし遺伝的な素因があっても、自閉症を引き起こすには、他に何かが必要だと考えられています」

研究者たちは、他にどのような要因があるのかを理解するために、研究を続けています。
ある種の要素は、子どもが自閉症になる可能性を高めることが知られています。

「たとえば、生まれたときに両親が高齢であったり、感染症にかかっていたり、妊娠中に特定の薬を服用している両親のもとに生まれたりすると、赤ちゃんが早産で生まれる可能性も高くなります。
これらの要因によって、さまざまな種類の発達の遅れが生じる可能性が高くなります」

早産や外傷性の出産も自閉症の可能性を高めますが、これらの要因によって他の疾患のリスクも高まります。

さらに、これらの危険因子を持っていなければ、自閉症にならないということもありません。

なぜ自閉症になる人がいるのかはまだ解明されていません。

遺伝的要素が関与していることは研究により明らかになっています。
そして、どのような環境要因がその遺伝的要素とともに自閉症に寄与する可能性があるのか、研究は続いていますが、環境要因だけで自閉症にならないことはわかっています。

(出典:米Fathery)(画像:Pixabay

「冷蔵庫マザー」その時代のお母さんは本当にきつかったと思います。

自閉症の子の母たちを30年間も苦しめた「冷蔵庫マザー」理論

(チャーリー)

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